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ドレスデンの公共交通機関の使い方を解説!(2026年版)

更新日

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ドレスデンと言えば、ドイツ東部を代表する観光都市です。ドレスデンにはツヴィンガー宮殿やアルテ・マイスター絵画館など魅力的な観光スポットがあります。またドレスデン周辺にはザクセンスイスなどの魅力的な観光地もあり、ドレスデンや周辺都市を訪れる人は多いでしょう。

そんなドレスデンや周辺都市を訪れる際に、多くの人が電車や路面電車、そしてバスなどの公共交通機関を利用することになるでしょう。ですがドイツの公共交通機関の料金や利用システムは日本とは大きく異なっています。そのため、どのように使っていいかわからず困惑する人もいると思います。

そこで、こちらの記事ではドレスデンの公共交通機関の使い方や、その料金体系について解説したいと思います。

ドレスデンの公共交通機関の運営会社

ドレスデンのバスやトラムの運営会社

  • Dresdner Verkehrsbetriebe /ドレスデン交通局(通称DVB)

ドレスデンや周辺の都市が所属する公共交通機関のグループ

  • Verkehrsverbund Oberelbe / 交通連合オーバーエルベ(通称VVO)

ドレスデンと周辺エリアにはDVBのような公共交通機関を運営する会社がいくつかあります。それを束ねている会社が Verkehrsverbund Oberelbe という組織でVVOと呼ばれています。

VVOには各市町村で運営を行う交通機関が加盟しており、ドレスデンでバスやトラムを運営するDVBやドイツ鉄道も加盟しています。

つまりDVBの乗車券を購入すれば、VVOに属するドレスデンや周辺都市の公共交通機関で利用することができます(利用可能エリアは乗車券によって異なります)。

ドレスデンの公共交通機関の種類

公共交通機関の種類

  • バス(Bus)
  • 路面電車/トラム(Tram)
  • Sバーン(S-bahn)
  • ドイツ鉄道の列車(Deutsche Bahn)/ 高速鉄道を除く

バス(Bus)

ドレスデン市内及び周辺市町村で運行されています。ドスデンでは目的地へと移動する際に利用することもあるでしょう。

路面電車/トラム(Tram)

ドレスデンは地下鉄がない代わりに路面電車のネットワークが発達しており、市内各所を訪れる際に利用することになるでしょう。市内の重要な観光スポットには路面電車の停留所があり、ドレスデン中央駅から移動することができます。

Sバーン(S-bahn)

都市近郊鉄道と呼ばれるもので、ドレスデンと周辺都市を結ぶ鉄道です。駅間は長く長距離を移動できます。例えば、ドレスデンからマイセンやケーニッヒシュタインなど近郊の場所を訪れる際に利用することになります。

地域鉄道/ドイツ鉄道(Regionalzüge)

VVOの管轄エリアにはドレスデンから離れた場所もあります。そうした場所へ移動する際に利用することになるのが、ドイツ鉄道が運営するするRE(Regional-Express)や、RB(Regionalbahn)です。VVOや加盟会社の切符で、VVOの管轄エリア内のREやRBも利用できるので上手く活用すると良いでしょう。

Sバーンとドイツ鉄道の車両は似ているので、気をつけてください。

ゾーンについて

ドレスデンと周辺都市のゾーン(VVOのホームページより
  • 料金システムは利用するゾーンの数
  • 一般的に各市町村が一つのゾーンとなる
  • ドレスデンも一つのゾーン
  • ドレスデン市内は1つのゾーンになっており乗車券は3.4ユーロ

ドイツと日本の公共交通機関で最も大きな違いとなるのが、「ゾーン」で考える料金体系です。これは便利ではあるのですが、慣れないと理解しにくいでしょう。

ドレスデンと周辺エリアでは、一つのエリアが一つの「ゾーン」となる

ドレスデンと周辺エリアでは、市町村が集まった一つのエリアを、一つの「ゾーン」として考えています(場所によっては一つの市町村が、一つの「ゾーン」なっているため注意してください)。その「ゾーン」内であれば料金は変わりません。ですが、隣のエリア(別のゾーン)へと移動する場合、「ゾーン」を2つ通過することになります。そうなると料金が変わるのです。

つまり「ゾーン」を使った料金体系では、通過する「ゾーン」が増えると移動する距離が増えると考えています。そして料金が変わることになるのです。

例えば、ドレスデンからマイセンに移動する際に合計3つの「ゾーン」を移動することになります。そのためドレスデンとマイセン間は3つの「ゾーン」を利用する切符を購入することになります。

切符を購入する場合に考えるのは、利用する交通機関でなく、利用する「ゾーン」の数

またドレスデンから、ケーニッヒシュタインの要塞を訪れる際に、3つの「ゾーン」を利用することになります。その際に利用するのはSバーンとバスです。異なる交通手段を利用しますが、いくつのゾーンを使うかで、購入する切符が決まるのです。この例では3つの「ゾーン」を利用する切符です。いずれにせよ、「ゾーン」で値段が決まるので、慣れてしまえば、切符の購入も簡単になると思います。

ドレスデン市内を観光するのに必要なのは、1つの「ゾーン」を利用する切符

ドレスデン市内は一つのゾーンであるため、ドレスデン市内観光なら、1つの「ゾーン」を利用する切符を購入すれば大丈夫です。

ドレスデンの交通機関の路線図

DVBによるドレスデン市内中心部の路線図(PDF)

DVBによるドレスデン市内の路線図(PDF)

VOOによるドレスデン近郊の路線図(PDF)

切符の種類と価格

  • 短距離乗車券 / Kurzstrecke
  • 片道乗車券 / Einzelfahrt
  • 1日乗車券 / Tageskarte
  • グループ1日乗車券/ Kleingruppenkarte
  • (ドレスデン市内の片道乗車券は3.4ユーロ)

短距離乗車券 / Kurzstrecke

  • ドレスデン市内での短距離の移動で利用可能な乗車券

短距離で利用するKurzstreckeの切符ですが、ドレスデンと近郊都市では4枚綴りの切符で、4er-Karte für Kurzstreckenとして発売されています。価格は8ユーロです。

利用可能な交通手段はバスと路面電車/トラムです

乗り換え途中下車なしで4停留所まで移動できます

注1: 就学以前の子供は無料

注2: バスと路面電車/トラムでのみ利用可能

注3: 4枚セット

名称価格
4er-Karte für Kurzstrecken8 ユーロ
2026年1月確認

片道乗車券 / Einzelfahrt

  • ドレスデン市内の片道乗車券は「1ゾーン」で3.4ユーロです。

利用する「ゾーン」の数で切符を選択して購入します。ただし一つの「ゾーン」を利用する場合でも、ドレスデンとドレスデン市外では料金が異なります(ドレスデン市内は3.4ユーロ、市外は3.2ユーロ)。

途中下車は可能で異なる交通機関へ乗り換えも可能です。ただし片道のみ利用可能で復路で利用することができません。なお各切符には利用制限時間があります。

注1: 就学以前の子供は無料

注2: 16歳未満は割引料金

注2: Sバーン、バス、路面電車(トラム)、ドイツ鉄道/地域鉄道で利用可能です。

利用する「ゾーン」の数利用可能時間一般価格割引料金
1ゾーン(ドレスデン市外)1時間3.2ユーロ2.1ユーロ
1ゾーン(ドレスデン市内)1時間3.4ユーロ2.2ユーロ
2ゾーン1時間半6.1ユーロ4.2ユーロ
3ゾーン2時間9.2ユーロ6.2ユーロ
4ゾーン以上2時間12.2ユーロ8.4ユーロ
2026年1月確認

1日乗車券 / Tageskarte

  • ドレスデン市内の1日乗車券は「1ゾーン」で9ユーロです。

1日乗車券を購入すると、利用する数のゾーン内のSバーン、路面電車、バス、地域鉄道が乗り放題になります。利用期限は翌日朝4時までです。

注1: 就学以前の子供は無料

注2: 16歳未満は割引料金

注3: Sバーン、バス、路面電車(トラム)、ドイツ鉄道/地域鉄道で利用可能です。

利用する「ゾーン」の数一般価格割引料金
1ゾーン(ドレスデン市外)7.8ユーロ6.5ユーロ
1ゾーン(ドレスデン市内)9.0ユーロ7.5ユーロ
2ゾーン12.5ユーロ10.4ユーロ
3ゾーン以上20.5ユーロ17.0ユーロ
2026年1月確認

グループ1日乗車券/ Kleingruppenkarte

  • ドレスデン市内のグループ1日乗車券は「1ゾーン」で22.9ユーロです。

1日乗車券を5人で利用できるグループ1日乗車券があります。1日乗車券同様、利用する数のゾーン内のSバーン、路面電車、バス、ドイツ鉄道/地域鉄道が乗り放題になります。利用期限は翌日朝4時までです。

注1: 就学以前の子供は無料

注2: Sバーン、バス、路面電車(トラム)、ドイツ鉄道/地域鉄道で利用可能です。

注3: 利用人数は5人まで

利用する「ゾーン」の数一般価格
1ゾーン22.9ユーロ
2ゾーン30.9ユーロ
3ゾーン以上42.8ユーロ
2026年1月確認

VVOによる乗車券の価格についての説明

駅には改札がないため必ず乗車券に打刻が必要

  • 紙の乗車券は打刻が必要(打刻がない場合、不正乗車となり罰金を払うことになる)

他のドイツの公共交通機関の多くと同様にドレスデンの鉄道(Sバーン、地域鉄道)では改札口がありません。切符を購入した場合、打刻機で切符に駅や使用時刻を入れる必要があります(アプリなどデジタルの場合は必要ありません)。

紙の切符の場合には打刻機を使うことで、そこから有効時間が決まります。また利用し始めた駅もそこで記録されます(アプリの場合や一部のチケットでは発券の段階で打刻されているものもあります)。

このように駅では改札がないため打刻を行わなくてはいけないのです。打刻用の機械は乗車券の販売機近くにあります。それに乗車券を入れて情報を記入させてください。

打刻を忘れた場合、不正乗車とみなされ、罰金を支払うことになるので、気をつけてください。

なおバスやトラムでも車内に打刻用の機械が備え付けられています。そのため車内で打刻することができます。

駅に設置されている打刻機

Sバーン、ドイツ鉄道の乗り方

改札がありませんが、乗車券があれば、そのまま乗ることができます。

駅構内にある券売機で乗車券が販売されています。ただし故障が多いためアプリでの購入した方が良いでしょう。

紙の乗車券を使う場合で、Sバーンやドイツ鉄道の列車の駅から利用を始める場合には、乗車券に打刻を行う必要があります。乗り換えの場合には打刻の必要はありません。

ドイツ鉄道では一般的に車内検札があります。Sバーンでは、不定期ですが検札スタッフが乗車券を確認にしています。

列車から降りる場合も改札はありません。そのまま出口に向かって大丈夫です。

路面電車/トラムの乗り方

乗車券

車内の券売機、もしくは駅などの券売機で購入できます。乗車の際に運転手に見せる必要はありません(古い車体では券売機がない場合もあります。その場合にはアプリで購入してください) 。

打刻

乗車券の利用を始める場合、打刻をする必要があります。乗り換えで利用する場合、打刻の必要はありません。

ドアの開閉

自動で開くこともありますが、基本的には押しボタンで開閉します。ドア上にボタンがあるので、それを開閉してください(ドア付近に非常ボタンがある場合があります。「Notfall」、「Not」と書かれているのは非常ボタンです)

下車

車内のモニターなどで降りたい駅が表示されたら、「stop」ボタンを押してください。

バスの乗り方

乗車券

主要駅の構内で購入、運転手から購入、アプリで購入してください(アプリでの購入が便利です)。

乗車

バスの運転手側の入り口から入り、乗車券を見せる、もしくは乗車券を購入する形でバスに乗ります。(主要なバス停には券売機が設置されています)

打刻

バスで乗車券の利用を始める場合では打刻をする必要があります。乗り換えでバスを利用する場合には、打刻の必要はありません。

下車

下車する停留所が表示されたら、「Stop」のボタンを押して、バスが停留所に止まるようにします。

停留所では、どの出入口から降りても大丈夫です(ただし運転手側は入り口になるので、避けた方が良いでしょう)。

打刻しない場合は無賃乗車として罰金

たとえ切符を購入していても、打刻をしていない場合には無賃乗車とみなされます。なぜなら、どの駅から使い始めたか、いつから利用しているのかが記録されないためです。そうなると、利用している「ゾーン」の数がわからず、切符の利用開始時刻もわかりません。そのため、不正乗車をしていると考えられるからです。

もちろん、乗車券を持たない場合も不正乗車となります。

不正乗車の場合には、60ユーロ(2024年12月現在)の罰金を支払う必要があります。そのため、乗車券の打刻や、乗車券の紛失に気をつけてください。

DVBによる不正乗車への対応についての説明

ドレスデン近郊観光スポットに必要な切符

ドレスデン近郊には多くの有名な観光スポットがあります。こちらでは、その観光スポットを訪れる際に必要な切符とその価格を紹介します。

目的地利用するゾーンの数乗車券の価格
マイセン39.2ユーロ
モーリッツブルク26.1ユーロ
ラーテン(ザクセンスイス)39.2ユーロ
ケーニッヒシュタイン39.2ユーロ
ラーデボイル(ヴァッカーバルト)26.1ユーロ
2026年1月確認

切符の購入に役立つアプリ

切符を購入するとなると、券売機を探す、もしくは販売しているところを探すことになり、手間がかかります。そこでお勧めしたいのが、アプリの利用です。VVOでもDVBでも、ドレスデン及びドレスデン近郊で利用できる切符が購入できます。また移動方法や発着時刻も確認することができます。

VVO(アンドロイド)

VVO (Apple)

DVB(アンドロイド)

DVB(Apple)

ドレスデンの観光スポットについては、こちらの記事で紹介しています。

ドレスデン近郊の観光スポットは、こちらの記事で紹介しています。

ドレスデンをお得に観光できる観光用のチケットは、こちらの記事で紹介しています。

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