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見所たくさん!ドレスデン近郊で訪れたい観光スポット6選!

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ドレスデンと言えば、ドイツ屈指の観光都市です。かつてザクセン王国の首都だったこともあり、ドレスデン城やツヴィンガー宮殿など歴史的な宮殿が建てられています。ドレスデンの旧市街には、このように多くの見所があります。

しかし、見所があるのは街の中心部ばかりではありません。ドレスデンから日帰りで行ける街の近郊エリアにも多くの見所があります。そこで、こちらの記事出は、そんなドレスデンの近郊にある訪れておきたい観光スポットを紹介したいと思います。

ドレスデン近郊の見どころ

歴史感じさせる磁器の町マイセン

マイセンという名前を多くの人が知っているでしょう。日本では磁器のブランドとして知られていますが、実は町の名前でもあるのです。マイセンが位置するのはエルベ川の下流部。そのためドレスデンからマイセンへ船で訪れることができるのです。

ドレスデンからは多くの電車が出てており、船よりも短時間で訪れることができます。そのため片道は短時間で移動できる電車を使い、もう片道を観光客船で移動すると、マイセン観光を最大限に楽しめるでしょう。

マイセンの街並み
マイセンの美しい旧市街の町並み

磁器の名前と町の名前が同じであるように、町は磁器に関係があります。マイセンはヨーロッパで初めて生産された磁器ですが、それはマイセンの町で作られているのです。18世期に磁器の生産が成功したのですが、その技術は門外不出であるため、磁器の生産が町で秘かに行われていました。

今でもマイセンには工房があり、そこで磁器が作られているのです。このように磁器の町であるため、磁器告れションや磁器の製作風景を見せるマイセンの美術館もあります。こちらはマイセンの磁器に興味がある人にはぴったりの観光スポットでしょう。

マイセンの街並み
マイセンのシンボルとも言えるアルブレヒト城

マイセンの町で見所となるのは美しい古い町並みです。エルベ川の川岸に小高い丘があり、そこにアルブレヒト城があります。丘の麓から城まで中世からの古い町並みが軒を連ねているのです。ドイツの多くの都市は第二次世界大戦によって破壊されました。そして現代的な建物に建て替えられた場所がほとんどです。

しかしマイセンの町は破壊されることなく、歴史的な町並みを今に残しており、美しい風景を楽しむことができるのです。特に丘の上に建つアルブレヒト城からは、美しい町並みを一望できます。マイセンの町を訪れるなら、ぜひアルブレヒト城を訪れてみてください。

アルブレヒト城  / Albrechtsburg Meissen

アドレス: Domplatz 1, 01662 Meißen

開館時間: 10〜18時(11〜2月は10〜17時)

入場料: 12ユーロ

休館日:12月24日、25日

Website: アルブレヒト城

(2025年1月確認)

ドレスデン観光で是非訪れたい、バスタイ橋  / ザクセンスイス

ドレスデンは街の中心部にエルベ川が流れています。その川の上流部にあるのが、ザクセンスイスと呼ばれる急峻な丘陵地帯です。それはドレスデン郊外からチャコ国内まで広がる地域のことを指しています。なぜザクセンスイスと呼ばれるかと言えば、ザクセン地方にあるスイスのように見える丘陵地帯だからです。

実際には山岳地帯ではありませんが、ドイツでは珍しい風光明美な風景を楽しむことができるでしょう。そんなザクセンスイスでも特に有名なのが、バスタイ橋と、後で紹介するケーニッヒシュタイン要塞なのです。

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ザクセンスイスにあるバスタイ橋

エルベ川沿いの丘陵地帯には多くの切り立った崖があります。そうした崖にかけられているのがバスタイ橋です。ドレスデン中心部から訪れるのは比較的簡単で、最寄り駅には中心部から電車で40分ほどで訪れることができます。そこからエルベ川を渡し船で渡り、山道を登ることになります。

気をつけてほしいのはハイキングや簡単な山登りできる装備で訪れることです。というのも、切り立った崖に架けられた橋であるため、麓から訪れる必要があります。そして30分ほど山道を登ることになるからです。

ザクセン・スイス
展望台からは圧倒的な風景を楽しむことができる

バスタイ橋の魅力は風光明美な風景でしょう。橋は断崖にかけられており、そこ視界を遮るものはありません。そのため周辺一体に広がる奇岩や断崖絶壁などザクセンスイスの景観を楽しむことができるのです。また周辺には多くの展望台があり、崖に架けられたバスタイ橋を眺めることができます。最近では崖からせり出した展望台が設置され、そこから大迫力の眺めを樂しむことができますを。バスタイ橋のすぐ近くにあるため合わせて訪れて下さい。

ザクセンスイス / Sächsische Schweiz

Website: ザクセンスイス

バスタイ橋 / basteibrücke

アドレス: Basteiweg, 01824 Lohmen

入場料: 無料

Website: バスタイ橋

蒸気機関車を楽しめるモーリッツブルク

モーリッツブルクはドレスデンから十数キロ北に位置する近郊の村です。人口1万人未満の村であるため、静かなドイツの片田舎の風景を楽しむことができるでしょう。ドレスデンからの移動方法はバスか蒸気機関車で移動することになります。バスを使えば、およそ1時間程で訪れることができます。

蒸気機関車を使う場合、一旦ドレスデン郊外の駅に行く必要があります。そこで乗り換えてモーリッツブルク行き蒸気機関車に乗ることができるのです。バスに比べると乗り換えが多くなりますが、旅情を楽しみたい人にはお勧めでの移動方法です。

モーリッツブルク
モーリッツブルク城

モーリッツブルクの最も重要な場所はバロックスタイルのモーリッツブルク城でしょう。こちらの城は湖の中に建てられており、堀に囲まれた場所となっています。その湖に反射する城の姿が有名であるため、訪れた際は城の内部だけでなく周辺の風景と共に楽しんでみましょう。

城が建てられた理由はドレスデン一帯を治めるザクセン選帝侯の狩猟のため。宮殿のホールには、それを気付かせる大量の鹿の角で飾られています。こうした宮殿の内装も見所の一つでしょう。

モーリッツブルク
モーリッツブルクを訪れるなら利用したいレスニッツグルント鉄道

モーリッツブルクではモーリッツブルク城が見所となりますが、訪れるのであれば、蒸気機関車が走るレスニッツグルント鉄道を利用してみましょう。こちらの鉄道はドレスデンと近郊の町を結んでおり、その途中にモーリッツブルクがあるのです。

観光地の鉄道は週末や特別な時期のみ運行する場合がほとんど。しかしレスニッツグルント鉄道は毎日運行しており、利用しやすい鉄道となっています。そのためモーリッツブルクを訪れるのであれば、移動を兼ねて利用することをお勧めしたいです。蒸気機関車からは、のどかなドイツの片田舎の風景を楽しめ、また蒸気機関車の風情を楽しむことができます。

モーリッツブルク城 / Schloss Moritzburg

アドレス: Schloßallee 1, 01468 Moritzburg

開館時間: 10〜18時(9時半〜17時半/2024年11月21日〜2025年3月2日)

休館日: 2025年3月3〜20日

入場料: 12ユーロ

Web-site: モーリッツブルク城

(2025年1月確認)

ドレスデン近郊観光のハイライト、ケーニヒシュタイン要塞 / ザクセンスイス

ドレスデン近郊にはザクセンスイスと呼ばれる丘陵地帯があります。それはエルベ川に沿って、ドレスデン近郊からチェコまで広がっています。その中に多くの見所があるのですが、特に有名なものがバスタイ橋とケーニヒシュタイン要塞です。バスタイ橋と数キロしか離れていませんが、エルベ川の対岸にあるため、お互いを直接結ぶような交通機関はありません。そのため合わせて訪れるには移動に時間がかかると考えておいた方がよいでしょう。

ザクセンスイスを訪れるなら、午前中にケーニヒシュタイン要塞を訪れ、午後にはバスタイ橋を訪れるというプランにすると良いかもしれません。

ケーニッヒシュタイン要塞
圧倒的な眺めを楽しめるケーニヒシュタイン要塞

ケーニヒシュタイン要塞はエルベ川近くにある切り立った丘の上に建てられたものです。要塞が建つのはエルベ川から見て200メートル以上迫り上がった丘の上です。丘の周りは急峻な崖となっているため、天然の要塞と言えるでしょう。

12世紀頃には丘の上に建物が建てられており、現在では教会、宮殿、武器庫、塔など様々な建物が建てられています。その地形を活かして要塞として利用されましたが、それだけでなく監獄として利用されたり、第二次世界大戦後は東ドイツの再教育施設としても使われました。そんな建物ですが、現在では中世からの建物の歴史や要塞の歴史を伝える博物館としても利用されています。

ケーニッヒシュタイン要塞
要塞からは雄大なエルベ川の眺めを楽しむことができる

ケーニヒシュタイン要塞の見所は城壁から見る絶景です。要塞が建つのは台形状の丘となっており、周囲は全て切り立った崖です。そのため全方位の素晴らしい眺めを楽しむことができるのです。特に素晴らしいのはザクセンスイスに流れるエルベ川の風景。ザクセンスイスには切り立った崖や、台形に迫り上がった奇岩があります。その合間には雄大なエルベ川が流れています。

こうしたザクセンスイスの風景を存分に楽しめる場所は、バスタイ橋やケーニヒシュタイン要塞など数えるほどしかありません。ザクセンスイスを訪れるなら、見逃せない重要な観光スポットです。

ケーニヒシュタイン要塞 / Festung Königstein

アドレス: 01824 Königstein

開館時間: 9〜18時(9時〜17時 / 11〜3月)

休館日: 12月24日

入場料: 15ユーロ(13ユーロ / 11〜3月)

Website: ケーニヒシュタイン要塞

(2025年1月確認)

乗り物好きは必見のドレスデン・サスペンション鉄道

ドレスデン・サスペンション鉄道とはドレスデン市内にあるモノレールのことです。鉄道が位置するのは郊外の丘陵地帯。市内中心部からは路面電車で30分ほどで訪れることができるでしょう。周辺はエルベ川沿いに広がる閑静な住宅街となっており、自然を身近に感じられる場所です。

こちらでは市内とは違った雰囲気を楽しむことができるでしょう。また空中鉄道の近くにはドレスデン鋼索鉄道と呼ばれるケーブルカーも運行しており、モノレールと合わわせて訪れることができます。そのため鉄道などの交通機関が好きな人には必見の場所です。

ドレスデン・サスペンション鉄道
ドレスデン・サスペンション鉄道

ドレスデン・サスペンション鉄道は屋根に取っ手が取り付けられ、それが軌道にぶら下がる懸垂式モノレールです。敷設されたのは1901年で、世界でも最も古い懸垂式モノレールの一つとして知られています。

またもう一つ大きな特徴は、上下線の路線が同時に運行することで、丘を下りる車両の力を丘を上る車両が活用していること。走行距離は300メートルほどで乗車時間は僅か5分。ですが、ゆっくり変わる風景や時代を感じさせる車体が、他では得られないような体験を楽しませてくれるでしょう。

ドレスデン
ドレスデン・サスペンション鉄道の丘の上の駅では美しい風景を楽しめる

ドレスデン・サスペンション鉄道の見所ですが、車体や鉄道の形式だけではありません。丘の上にある駅からは絶景を楽しむことができるのです。駅には展望台が設置されており、その視界を遮るものは何もありません。そのためエルベ川沿いに広がるドレスデンの街並みを眺めることができるのです。

また展望台のある駅にはカフェもあり、お茶やコーヒー、そしてビールを飲みながら、素晴らしい景色を楽しむことができるでしょう。そのため鉄道ファンだけでなく誰もが楽しめる観光スポットとなっています。

ドレスデン・サスペンション鉄道 / Schwebebahn Dresden

アドレス: Pillnitzer Landstraße 5, 01326 Dresden

運賃: 片道4ユーロ

Website: ドレスデン・サスペンション鉄道

(2025年1月確認)

ドレスデン・サスペンション鉄道については、こちらの記事でも紹介しています。

ワイン好きは訪れたい!ラーデボイル

ドレスデンの周辺には多くの見所があり、その一つがラーデボイルと呼ばれる場所です。それは磁器の生産で知られるマイセンの街の一つの地区ですが、ドレスデンに隣接しており、気軽に訪れることができるのです。

ドレスデン中心部からは電車でわずか20分ほどで訪れることができます。そして、そこでは郊外に広がるのどかで美しい風景を楽しむことができるでしょう。

ラーデボイルはエルベ川沿いに広がる丘陵地帯になっています。そこに広がる多くの丘にはワイン用の葡萄が植えられており、ワインを製造販売するワイナリーもあります。

そんなラーデボイルは21世紀において最も北にあるワインの生産地の一つつとしても知られているのです。ワイン用の葡萄が植えられている丘には歩道を整備しているところもあり、葡萄畑を散歩することができます。丘の上からは素晴らしい眺望が楽しめるため、丘を登ってみると良いでしょう。

ラーデボイルには幾つかワインを製造するワイナリーがあるのですが、その中でも特に有名なのがシュロスヴァッカーバルトです。こちらでは90ヘクタールの葡萄畑を持ち、そこでは19品種の葡萄を栽培しています。

こちらではレストラインやショップがあり、ワインを飲んだり、購入することもできます。それだけではなくワイン製造の現場を見学できるガイドツアーも開催しているため、ワイン好きには必見の場となっています。

シュロスヴァッカーバルト / Schloss Wackerbarth

アドレス:Wackerbarthstraße 1 01445 Radebeul

Website:シュロスヴァッカーバルト

(2025年3月確認)

ラーデボイルの風景を動画で撮影しました。場所の雰囲気を感じられると思います。

ドレスデン観光の見どころはこちらの記事で紹介しています。

ドレスデンとドレスデン近郊エリアの公共交通機関の使い方は、こちらの記事で紹介しています。

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