ハンブルガーバンホフ現代美術館
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ベルリンで現代アートを楽しむなら訪れたいハンブルガーバンホフ現代美術館

ドイツの首都ベルリンは世界遺産に指定されている博物館島があることで知られています。博物館島は博物館や美術館の集まるエリアのことで様々な文化を楽しめる場所となっています。しかしベルリンには博物館島以外にも様々な美術館があり、そこでは様々な美術作品を楽しむことができるのです。

今回紹介したいのは現代アートの作品を展示する美術館。それはハンブルガーバンホフ現代美術館です。歴史ある建物の中では印象的な現代アート作品が展示されています。今回はそんなハンブルガーバンホフ現代美術館の歴史や魅力を紹介したいと思います。

駅舎だった美術館の建物

ハンブルガーバンホフ現代美術館

ハンブルガーバンホフ現代美術館ですが、ハンブルクという都市名が入っていることを不思議に思った人も少なくないでしょう。そもそも美術館の建物はベルリンとハンブルクを結ぶ鉄道路線の駅として使われていました。そのためベルリンにあるにも関わらずハンブルガー駅という名前が付けられていたのです。

美術館の名前はハンブルガーバンホフとなっていますが、それはドイツ語でハンブルガー駅を意味しています。そんな駅は19世紀末に役割を終え、博物館として使われ、その後長期にわたって放置された後、1996年に現代アートを専門的に見せる美術館としてオープンしたのです。

19世紀半ばの駅舎を使った美術館の建物

ハンブルガーバンホフ現代美術館

美術館の建物には駅舎の建物がそのまま使われており、特別な雰囲気を感じさせてくれるでしょう。かつては列車の発着場として使われていたプラットフォームは広々とした展示スペースに生まれ変わっています。

ベルリンには多くの駅がありますが、19世紀半ばの建物が残っているものはほとんどなく、当時の駅舎建築としても重要なものとなっています。そのような空間では様々な展示が行われており、時にはイベントが行われることもあります。こうした特別な空間を楽しめることも美術館の魅力と言えるでしょう。

ハンブルガーバンホフ現代美術館のコレクション

ハンブルガーバンホフ現代美術館

展示されているのはコレクション作品と、テーマに沿って集められた企画展での作品です。コレクションはドイツの現代美術界の巨匠であるヨーゼフ・ボイスの作品が含まれています。展示されているのは巨大な石を使った作品など大規模なもの。日本でボイスの作品はあまり展示されていないため、ボイスの作品を知る貴重な機会になるかもしれません。

他にはポップアーティストとして知られるアンディー・ウォーホルや、世界的にも知られているドイツ人アーティスト、アンセルム・キーファーの作品などがあり、現代美術ファンには見逃せない場所でしょう。

ベルリンでお勧めの現代美術を見せる美術館

ハンブルガーバンホフ現代美術館

ベルリンには多くの美術館があり、現代美術を専門的に見せる美術館だけでも10館ほどあります。そんな多くの美術館の中でも、ハンブルガーバンホフ現代美術館は、最も質の高い展示を行う場所と言って良いでしょう。

そこでは歴史的な建築を楽しむことができ、また様々なイベントも楽しむこともできます。ベルリンを訪れ、現代美術を楽しみたいのであれば、ぜひハンブルガーバンホフ現代美術館を訪れてみてください。その充実した展示に満足できると思います。

ハンブルガーバンホフ現代美術館 / Hamburger Bahnhof – Museum für Gegenwart

アドレス: Invalidenstraße 50-51, 10557 Berlin 

入場料: 14ユーロ

開館時間:10〜18時、 10〜20時/木曜日、11〜18時/土〜日、

休館日:月曜日

Web-Site : ハンブルガーバンホフ現代美術館

(2024年5月確認)