ドイツの冬のハイライトといえば、クリスマスマーケットです。クリスマスマーケットは長いドイツの冬を楽しむためのイベントで、ドイツ全土の至る所で開催されるのです。そんなクリスマスマーケットの醍醐味は、出店している屋台などで様々な食べ物や飲み物を楽しむことがです。
そこで気になるのは、ドイツのクリスマスマーケットで定番の食べ物・飲み物でしょう。そこで、こちらの記事で紹介したいのは、一般的なドイツのクリスマスマーケットで楽しめるグルメです。様々なものが提供されていますが、中でも日本人の口に合うものを特に取り上げています。
記事ではドイツのクリスマスマーケットの定番から意外な一品まで、選りすぐりの絶品グルをご紹介しています。ぜひ記事を参考にして、クリスマスマーケットのグルメを楽しんでみてください。
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グリューワイン
(Glühwein)
ドイツのクリスマスマーケットの定番といえば、グリューワインと呼ばれるホットワインです。一般的には赤ワインにシナモンなどの香辛料を加えたものが広く知られています。最近では白ワインを使ったものもあり、その種類も増えてきています。ワインがベースとなっており、アルコールは一般的に10パーセントほどあります。飲みやすくなっていますが、アルコールが苦手な人は避けた方が良いでしょう。

グリューワインでお勧めしたいのは、そのカップをお土産として持ち帰ることです。一般的にグリューワインは陶器製のマグカップに入れられて販売されています。購入時にはマグカップ代を含めた金額を払うことになります。そして購入したお店にマグカップを返却すれば、デポジット代が返金される仕組みになっています。そのため返却しない場合には、マグカップを購入した形となり、記念品として持ち帰ることができるのです。
シュネーバル
(Schneeball)
クリスマスマーケットで、ぜひ食べてほしいスイーツはシュネーバルです。それはドイツ語で雪の球という意味で、小さなクッキーを円形にまとめたものです。チョコレートや粉砂糖をかけられたりと、様々なバリエーションがあります。しっとりしたクッキーで甘すぎず、日本人の口に合うドイツのスイーツでしょう。クリスマスマーケットで見かけたら、ぜひ購入してみてください。

シュネーバルは伝統的なお菓子で、18世紀以前から食べられていたと言われています。バーデン・ビュルテンベルク州が発祥と言われており、かつては結婚式など特別な時に食べられていたそうです。ローテンブルク・オプ・デア・タウバーなど一部の町の名物となっており、そうした町では通年で食べることができます。それ以外の地域では、クリスマスマーケットなどで見かけることになるでしょう。
ドイツのお勧めのクリスマスマーケットは、こちらの記事で紹介しています。
カルトッフェルプッファー
(Kartoffelpuffer)
ドイツといえば、多くの人が思い浮かべるのは、ビール、ソーセージ、そしてジャガイモでしょう。そんなジャガイモを使った料理がカルトッフェルプッファーです。なお地域によってはライベクーヘンと呼ぶこともあります。それは、すりおろしたジャガイモをたっぷりの油で揚げ焼きしたものです。サクサクの表面に、もちもちした食感が特徴的で、クリスマスマーケットの定番のメニューの一つです。

食べ方は日本から見ると少し変わっており、なんと甘いりんごソースをつけて食べるのです。カルトッフェルプッファーそのものは塩味なので、ソースを付ければ甘じょっぱい風味を楽しむことができます。一方でソースを付けなければ、塩味で食べることができます。もし本場のスタイルで楽しむのであれば、ぜひりんごソースをつけて、甘じょっぱい風味を楽しんでみてください。
焼き栗
(Geröstete Maronen)
ドイツのクリスマスマーケットの定番で、日本にも馴染みのある食べ物は焼き栗でしょう。一般的にマーケットでは、大きなフライパンの上で、渋皮に入った栗が焼かれています。それは味付けはされておらず、シンプルに栗の味を楽しむことができるでしょう。栗はほくほくに焼かれており、素材の甘さを楽しむことができます。体にも優しい味で軽いものを食べたい人にはお勧めです。

焼き栗の特徴はその素材本来の優しい味ですが、忘れてはいけないのは温かいことです。夜のクリスマスマーケットは気温が下がるため、何か温かいものを食べたくなります。ですが、温かい食べ物はスープやアルコール、もしくは肉料理など重たい食べ物がほとんどです。その一方で焼き栗は気軽に食べられるため、たくさん食べられない時にお勧めです。また無理に食べ切る必要はなく、宿泊先に持ち帰って食べることができるため、気軽に食べられるでしょう。
ブラートヴルスト
(Bratwurst)
ドイツ料理の定番中の定番はソーセージです。クリスマスマーケットであっても、それは変わらず、ほぼ全てのクリスマスマーケットで食べることができるでしょう。ブラートヴルストは豚肉、もしくは牛肉で作られるソーセージで、クリスマスマーケットでは、大きな鉄板などでグリルされたものが販売されています。一般的にはパンに挟まれた形で提供され、食べ歩きできるようになっています。

ブラートヴルストの特徴は、地域ごとに種類あることです。例えば、ドイツ三大クリスマスマーケットの一つであるニュルンベルクのクリスマスマーケットでは、地元のニュルンベルク・ロストブラートヴルストを食べることができるでしょう。これは通常のものよりサイズが小さく、1本でなく数本をまとめて食べることが一般的です。その他にもドイツ東部の地域、テューリンゲンのテューリンガー・ロストブラートヴルストも有名です。こちらは15センチほどの大きさがあり、炭火でグリルして食べることが多いです。こうした地元のソーセージを食べるのもクリスマスマーケットの醍醐味でしょう。
ドレスナー・ハンドブロート
(Dresdner Handbrot)
ドレスナー・ハンドブロートは、近年クリスマスマーケットで良く見かける食べ物です。それはパン生地の中に、チーズ、ハム、マッシュルームを詰めて焼いたものです。少し重めのパンの中には熱で溶けたチーズが詰まっており、食べ応えがあります。ハムやマッシュルームも入っていますが、チーズが主役となっており、チーズ好きにはたまらない食べ物でしょう。

ドレスナー・ハンドブロートの屋台の多くは、窯を備えており、屋台でパンを焼いています。そのため運が良ければ焼き立てのパンを味わえるでしょう。クリスマスマーケットは冬に開催されるため、時には気温が数度の時もあります。そんな寒い中では温かい食べ物がほしくなるでしょう。そんな時にはぜひドレスナー・ハンドブロートを食べてみてください。
ドイツのクリスマスマーケットで気をつけたいことについて、こちらの記事で紹介しています。
グヤーシュ
(Gulasch)
ドイツには多くのスープ・シチュー料理がありますが、クリスマスマーケットでもそれらを食べることができます。その中で私が特にお勧めしたいのがグヤーシュです。牛肉を使ったシチューで、日本のビーフシチューに近い味わいです。癖がない料理で日本人の口に合うでしょう。一般的には具沢山で食べ応えがあり、満腹になるだけでなく、体の芯から温まることができるため、クリスマスマーケットで食べるには打ってつけです。

グヤーシュはハンガリー起源の食べ物ですが、ドイツでも定番の料理となっています。本場のハンガリーでは牛肉を使った煮込み料理で、牛肉が主役となっています。一方でドイツで食べられるグヤーシュは、牛肉やプリカ、玉ねぎが入った具沢山なシチューとなっています。もちろん、ドイツでもハンガリー風の煮込み料理のものも食べられるため、食べ比べてみるのも面白いでしょう。
ベルリンのお勧めのクリスマスマーケットは、こちらの記事で紹介しています。
ラーンゴシュ
(Langos)
ラーンゴシュはハンガリー発祥の揚げパンです。クリスマスマーケットでは薄く平らな生地を屋台で揚げており、揚げたてのものを食べることができるでしょう。そのため寒いクリスマスマーケットではぴったりの食べ物です。外はカリカリとなっており、その一方で中はモチモチとなっています。そんな面白い食感の組み合わせを楽しむことができます。

ラーンゴシュの特徴はバリエーションでしょう。シンプルな塩味、ガーリックの味付け、そしてチーズをトッピングするなど、惣菜パンのように食べます。その一方で、粉砂糖をかけたり、ジャムをトッピングしたりと、菓子パンのようにも食べることもできます。そのためトッピングによって味の方向性が大きく変わるため、好きなスタイルを見つけるのも面白いかもしれません。
フラムラクス
(Flammlachs)
フラムラクスは焼いたサーモンを野菜やソースと共にパンに挟んだものです。一般的には、クリスマスマーケットの屋台で調理されて、できたてを味わうことができます。調理方法は独特で、板に貼り付けたサーモンを、炭火でじっくり時間をかけて焼き上げます。そのため、ふっくらとしたサーモンの風味を楽しむことができるのです。

ドイツ料理では魚料理は一般的ではありません。そもそもドイツは海に接している部分がほとんどなく、魚料理の種類はあまりないのです。そのため肉料理に飽きて、魚を食べたくなることもあるでしょう。それならば、クリスマスマーケットでフラムラクスを食べてみましょう。きっと魚料理を食べたい欲求を満たしてくれると思います。
シャンピニオン・プファンネ
(Champignonpfanne)
シャンピニオン・プファンネは、マッシュルームを炒めてソースと共に提供される料理です。一般的にはクリスマスマーケットでは、大きなフライパンの上で炒められ、ガーリックソースで食べられることが多いです。ソースの味がアクセントになりますが、主役となるのは素材の味です。じっくり炒められたマッシュルームからは甘味や旨みを感じることができるでしょう。

ドイツ料理全般に言えることですが、肉料理やチーズを使った重い料理が多いです。そのためドイツ料理を食べ続けると胃が疲れてしまうかもしれません。そういった時にお勧めしたいのがシャンピニオン・プファンネです。肉やチーズを使っていないため重くありません。また素材の味を楽しめる料理であるため、胃の負担にならないでしょう。もちろん、味も肉料理に引けを取らないため、胃が疲れていなくても、その味を楽しむことができると思います。
ドイツのクリスマスマーケットのスケジュールについては、こちらの記事で紹介しています。
ドイツのクリスマスケーキ、シュトレンについてこちらの記事で紹介しています。










