レンバッハハウス美術館
Home » ミュンヘン » ミュンヘンで見逃せない傑出した美術館レンバッハハウス

ミュンヘンで見逃せない傑出した美術館レンバッハハウス

更新日

/

,

ミュンヘンには数多くの美術館があります。その中でも特に有名なのが、ルネサンスの傑作を展示するアルテピナコテークと印象派の名作を展示するノイエピナコテークです。

しかし、それ以外にも見逃すことができない美術館があるのです。それはカンディンスキーなど青騎士の作品を展示する美術館レンバッハハウスです。

そこでは素晴らしい近代美術のコレクションばかりでなく、モダンな現代アートの展示も行っています。こちらの記事では、そんなレンバッハハウスについて紹介したいと思います。

ミュンヘンの文化地区を形成する美術館

ミュンヘンの中心部には多くの美術館や博物館が集まる一画があります。それはレンバッハハウスのあるケーニヒス広場周辺です。広場はミュンヘン中央駅から歩いて10分ほどのところにあります。そんな広場から歩いて数分のところにアルテ・ピナコテークやノイエ・ピナコテークがあります。

2002年には近代や現代の美術、そしてデザイン作品を展示するピナコテーク・デア・モデルネがピナコテークに加わりました。また2009年に現代アート作品を見せるブランドホルスト美術館も開館して、レンブラッハハウス周辺は、ドイツでも有数の重要な美術館が集まる場所となっているのです。

近代絵画と現代アートを楽しめる美術館

レンバッハハウスの建物は元々は画家であり美術コレクターの邸宅でした。19世紀の邸宅の建物は増築され、大規模な美術館となっているのです。そのため古い邸宅部分には、モダンな展示空間とは対照的な19世紀の空間が残されています。

そこには重厚で歴史を感じさせる空間が広がっており、壁を覆う額装された絵画作品などから、往時のここでの暮らしを感じることができるでしょう。なお増築された建物はドイツ連邦議会議事堂のリノベーションを手がけた建築家ノーマン・フォスターによって行われています。

このような古い建物とモダンな建物が組み合わさる美術館では、近代絵画と現代アートを楽しむことができるのです。

傑出したカンディンスキーのコレクション

こちらの美術館の特徴は青騎士やそのメンバーだったカンディンスキーのコレクションです。20世紀の画家ガブリエレ・ミュンターかつてのカンディンスキーのパートナーであり、青騎士のメンバーでした。そのため彼女の手元には多くのカンディンスキーや青騎士の作品がありました。

ですがナチスの政権時に、青騎士や前衛的なアーティストの作品は退廃芸術として押収され、散逸の危機にあったのです。しかし彼女は作品を隠してナチスの手から守リました。戦後にそれらの作品はミュンヘン市に寄贈され、美術館の中核コレクションとなったのです。

そのため、こちらではカンディンスキーの素晴らしいコレクションを楽しむことができるのです。

現代アートのコレクション

レンバッハハウスで楽しめるのは、カンディンスキーや青騎士といった戦前のアーティストの作品ばかりではありません。素晴らしい現代アートのものも楽しむことができます。

美術館のコレクションには、ヨーゼフ・ボイスの作品が多くあります。ボイスは戦後のドイツを代表するアーティストで、示唆に富む作品は美術の一時代を作り上げました。そんな彼の作品のコレクションがあるため、ドイツの現代アートに興味がある人には見逃せないでしょう。

また美術館の吹き抜け空間には、現在活躍中のアーティスト、オラファー・エリアソンの光を用いた美しい作品も設置されています。そのため新しいアートの姿もここでは楽しむことができるのです。

レンバッハハウス美術館

異質な特別展示スペースKunstbau

レンバッハハウスは邸宅と増築された建物が美術館となっています。それに加えて他にも展示スペースがあります。それはKunstbauと呼ばれるスペースです。

美術館は地下鉄「Königsplatz」近くに位置していますが、その地下鉄駅内の空間が展示スペースに活用されているのです。そこでは場所を活かして、光や音を使った展示など、特別な展示が行われています。

例えば、光を使ったミニマルな作品を見せるダン・フレイヴィンや、音を使った同じくミニマルな作品を作るカールステン・ニコライなどの作品が展示されてきました。このようにシンプルで異質な展示空間では、特殊な作品体験を楽しめるでしょう。

ミュンヘンで見逃すことのできない美術館

ミュンヘンで多くの人が訪れる美術館は、アルテ・ピナコテークやノイエ・ピナコテークでしょう。ですが、ミュンヘンにはドイツを代表するような素晴らしい美術館が他にもあるのです。レンバッハハウスも、そんな美術館の一つです。

そこでは戦前のドイツの重要な建物作品を楽しめるだけでなく、現在世界を反映するような現代アートの作品を楽しむことができます。ミュンヘンでアートを楽しむのであれば、レンバッハハウスは見逃すことはできません。ぜひミュンヘンで、こちらの美術館を訪れてみてください。

レンバッハハウス美術館

レンバッハハウス美術館 / Lenbachhaus

アドレス: Luisenstraße 33,  80333 Munich

開館時間: 10〜18時、10〜20時/木曜

休館日: 月曜日

入場料: 10ユーロ

Website: レンバッハハウス美術館

(2025年1月確認)

ミュンヘンのお勧めの観光スポットはこちらで紹介しています。

ミュンヘンのお勧めの美術館はこちらの記事で紹介しています。

ハンブルクのクリスマスマーケット

ハンブルクを代表する市庁舎前のクリスマスマーケット

9月 12, 2025

冬のドイツの風物詩と言えば、クリスマスマーケットです。ドイツでは大きな…

今も街の中心部に残るベルリンの壁

総延長およそ150キロ!「ベルリンの壁」を自転車で辿ってみた(1) /

3月 13, 2025

コロナ・ウイルスの流行で、ドイツでの日々の暮らしに大きな変化が起きまし…

カッセルでのドクメンタ15

2022年は国際展覧会「ドクメンタ」が開催されます

9月 1, 2022

ドイツの美術と言えば、現代アートを思い浮かべる人がいるかもしれません。…

トイフェルスベルク

ベルリンで冷戦の記憶を伝える場所、トイフェルスベルク

7月 19, 2025

ベルリンと言えば、多くの人が思い浮かべるのはベルリンの壁でしょう。それ…

ベルリンのクリスマスマーケット

遊園地のようなベルリンのクリスマスマーケット / ランズベルガーアレーのクリスマスマーケット

9月 15, 2025

こちらの記事では、ベルリンで開催される個性的なランズベルガーアレーのク…


ページ内検索


カテゴリー


タグ

PR お勧めの展示 お役立ち情報 ケルン シュトゥットガルト デッサウ デュッセルドルフ ドイツサッカー ニュルンベルク ハノーファー バンベルク フランクフルト ベルリンの壁を自転車で辿る ベルリン観光 ライプツィヒ ヴァイマール ヴュルツブルク 現代アート 蚤の市


最新の投稿

ベルリンで必見の見本市「Grüne Woche(国…

ベルリンで必見の見本市「Grüne Woche(国…

様々な商品を紹介する見本市(ドイツ語で「メッセ」)は、ドイツにおいて非常に重要なイベントです。ドイツは見本市大国として知られており、各都市で多種多様な業種の新商品を紹介する催しが開催されています。 ド…

ハンブルクをお得に楽しもう!ハンブルク観光に使える…

ハンブルクの倉庫街

北ドイツの代表的な街ハンブルクは、多くの観光スポットがある場所です。ハンブルク港、倉庫街、ミニチュアワンダーランド、そしてハンブルガークンストハーレと見どころがたくさんあるのです。 そんなハンブルクを…

2026年のドイツのクリスマスマーケットのスケジュ…

ドイツのクリスマスマーケット

こちらの記事では2025年に開催されるドイツの主なクリスマスマーケットのスケジュールを紹介しています。一部発表待ちのクリスマスマーケットもあるのでご注意ください。

ベルリンのお勧めクリスマスマーケット10選と202…

ジャンダルメンマルクトのクリスマスマーケット

こちらの記事では、ベルリンで人気のある10ヶ所のクリスマスマーケットを紹介します。2025年のスケジュール、入場料、会場のアドレスなどの情報を掲載しています。

レーゲンスブルクの公共交通機関の使い方を解説(20…

レーゲンスブルクの公共交通機関の使い方を解説(20…

レーゲンスブルクはドイツ南部に位置する街で、美しい旧市街があることで知られています。そんな旧市街は「レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ」として世界遺産にも登録されており、多くの観光客が訪れ…