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ミュンヘン観光で訪れてほしい観光スポット5選!

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ドイツの観光地と言えば、多くの人が思い浮かべるのは南ドイツにあるミュンヘンかもしれません。ミュンヘンは南ドイツ最大の都市で、そこでは、ビールをテーマとしたお祭り、オクトーバーフェストが開催されることでも知られています。

また歴史ある街であるため、多くの重要な建物が建てられており、多くの素晴らしい美術館や博物館もあります。そのためドイツ旅行の際にミュンヘンを訪れる人は少なくないでしょう。

そこで、こちらの記事では、そんなミュンヘンで訪れてほしい重要な観光スポットを紹介します。ぜひミュンヘン観光の参考にしてください。

紹介するミュンヘンの観光スポット

アルテ・ピナコテーク

ミュンヘンの美術館と言えば、多くの人はアルテ・ピナコテークを思い浮かべるでしょう。そんなアルテ・ピナコテークですが、バイエルン地方を治めたヴィッテルスバッハ家の絵画コレクションを見せる美術館です。そこではルネサンス絵画やバロック絵画の傑作を含む18世紀までの絵画作品が展示されています。

アルテ・ピナコテーク

美術館が位置するのは市内中心部で、周辺には文化施設が集まっています。建物の北側には印象派などを展示するノイエ・ピナコテークがあります(現在休館中)。東側には20世紀の美術作品やデザインなどを展示するピナコテーク・デア・モデルネがあります。そして近くには、現代美術を展示するブランホースト美術館があり、ミュンヘンの文化エリアを形成しているのです。

アルテ・ピナコテーク

このようなアルテ・ピナコテークで見所となるのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。「カーネーションの聖母」は僅か20点ほどしかないダ・ヴィンチの絵画作品の1点で、ドイツで彼の作品を見れるのはここだけです。貴重な天才画家の作品を見逃すことはできません。

アルテ・ピナコテーク

他にもドイツを代表する古典画家のアルブレヒト・デューラーの作品があり、代表作である「四人の使徒」も展示されています。またフランドル絵画の巨匠ピーテル・ブリューゲルの作品もあるなど、美術館には多くの有名画家の作品が展示されています。そのため美術作品が好きな人には、ぜひ訪れてほしい場所となっています。

アルテ・ピナコテーク / Alte Pinakothek

アドレス: Barer Straße 27, 80333 München

開館時間: 10〜18時、10〜20時 / 火、水曜

休館日: 月曜日

入場料: 9ユーロ、1ユーロ/日曜

Website: アルテ・ピナコテーク

(2024年12月確認)

アルテ・ピナコテークはこちらの記事でも紹介しています。

ミュンヘン新市庁舎とマリエン広場

ミュンヘンのシンボルと言えば、街の中心部にあるミュンヘン新市庁舎でしょう。19世紀末に建てられたネオゴシックスタイルの重厚な建築物です。そこには高さ85メートルの塔もあり、ミュンヘンのシンボルに相応しい建物となっています。そんな場所では市議会が開催されるなど、ミュンヘンの政治の中心でもあるのです。

市庁舎の前に広がるのはマリエン広場です。ドイツでは街の中心にある広場で様々な催し物が開催されますが、ミュンヘンではマリエン広場がその役割を果たしています。ここで開催される最も有名なイベントはクリスマスマーケット「クリストキンドルマルクト」です。ドイツを代表するクリスマスマーケットがここで開催されているのです。

ミュンヘン新市庁舎とマリエン広場の最大の見所は、市庁舎の建物に取り付けられたからくり時計です。冬期は1日2回、それ以外は1日3回、ミュンヘンの歴史的な出来事を再現してくれるのです。その出来事とはバイエルン王の結婚式で行われた馬上槍試合とペストの流行の終息を祝うたる職人の踊りです。こうしたからくり時計は、その仕掛けを楽しめるだけでなく、街の歴史を感じさせてくれるでしょう。

(からくり時計の時間:11時と12時と17時/3〜10月、11時と12時/11〜2月)

市庁舎と広場は街の中心にあり、鉄道や地下鉄が集まる交通アクセスが抜群に良い場所です。広場周辺にはカフェやレストランが集まっているため、食事やお茶をしながら、からくり仕掛けを楽しめるでしょう。また周辺には多くのお店が集まっており、お土産を探すなどショッピングも楽しめます。そのため買い物や食事と組み合わせて訪れると良いかもしれません。

ミュンヘン新市庁舎とマリエン広場 / Neues Rathaus、Marienplatz

アドレス: Marienplatz, 80331 München

開館時間: 屋外であるため常時

休館日: –

入場料: –

Website: ミュンヘン新市庁舎とマリエン広場

(2024年12月確認)

ミュンヘン・レジデンツ

ミュンヘンはかつて南ドイツを統治していたバイエルン王国の首都でした。その王国を治めていたのはヴィッテルスバッハ家ですが、王族が住んでいた宮殿がミュンヘン・レジデンツなのです。建物の歴史は14世紀まで遡ることができ、増改築が繰り返されて現在の姿となっています。そんな宮殿には劇場や教会、コンサートホールまでが併設されており、贅を尽くした場所となっているのです。

ミュンヘン・レジデンツは全体で150以上もの部屋があり、10もの中庭がある広大な空間です。ただし一部の建物はコンサートホールとして使われており、文化施設も入居しています。そのため観光で訪れられるのは、レジデンツ博物館、宝物庫、キュビリエ劇場だけです。それにもかかわらず、訪問には最低2時間が必要と書かれているほど、広大な場所となっています。

ミュンヘン・レジデンツの見所となるのは、レジデンツ博物館で展示されている王族の住まいです。建物が増改築を繰り返されたこともあって、16世紀から19世紀までの建築空間がそれぞれ残されています。そのため、バロック、ロココ、新古典主義など様々な建築様式の部屋があり、その変遷を実際に見ることができるでしょう。それと同時に王族の日々の暮らしの様子を思い描くことができると思います。

キュビリエ劇場は18世紀の建物で、クラシック音楽の巨匠モーツァルトが作曲した「イドメネオ」の初演の場所としても知られています。宝物庫ではヴィッテルスバッハ家の宝物が展示されており、宝石や黄金を使った王冠から、その財力を感じられるかもしれません。いずれにせよ、ミュンヘン・レジデンツは広大で全てを見て回るには時間が必要となります。訪れたい場所を決めて訪問すると、効率良く観光を楽しむことができるでしょう。

ミュンヘン・レジデンツ / Münchner Residenz

アドレス: Residenzstraße 1, 80333 München

開館時間(レジデンツ博物館、宝物庫): 9〜18時 / 4月1日〜10月19日、10〜17時 / 10月20日〜3月31日

休館日: 1月1日、12月24、25、31日

入場料: 10ユーロ/レジデンツ博物館、10ユーロ/宝物庫、5ユーロ/キュビリエ劇場

入場料(コンビチケット):15ユーロ/レジデンツ博物館+宝物庫、20ユーロ/レジデンツ博物館+宝物庫+キュビリエ劇場

Website: ミュンヘン・レジデンツ

(2024年12月確認)

エングリッシャーガルテン

ミュンヘンには広大な公園「エングリッシャーガルテン」があります。その大きさは370ヘクタールで、東京ドームで考えると、およそ80個に相当する広大な場所です。都市部にある公園としては非常に大きく、世界に類を見ないような場所と言えるでしょう。そんな公園には森が広がり、川が流れ、湖が広がっており、自然を身近に感じられる市民の憩いの場なのです。

エングリッシャーガルテンが位置するのはミュンヘンの中心部です。ミュンヘン・レジデンツからは歩いて5分ほど、新市庁舎からは歩いて20分ほどのところにあります。中心部にあるため市内を移動する際に通り過ぎることもあるかもしれません。そのため市内観光の際に少し寄り道をすれば、気軽に訪れることができるでしょう。

森が広がる公園の中には、様々な建物が建てられており、美しい景観を生み出しています。その一つが丘の上に建つ円形神殿です。木々を背景に建つ神殿は、大都市の中に神話の一場面のような風景を作り出しています。その一方で森の中には中国の塔が聳えており、異国情緒を漂わせています。このように公園の中に建つ建物は様々な風景を楽しませてくれるでしょう。

エングリッシャーガルテンで忘れていけないのは、公園の南側にあるアイスバッハ橋でしょう。公園には川が流れていますが、そこでサーフィンを楽しむ人がいるのです。橋付近では波が生まれ、それに乗ろうと多くのサーファーが集まっています。そんなサーフィンを見ようと多くの観客も集まり、人気の場所となっています。こちらの橋ではサーフィンの様子を見ることができるため、公園と合わせて訪れると良いでしょう。

エングリッシャーガルテン / Englischer Garten

アドレス: Englischer Garten 3, 80538 München

開館時間: –

休館日: –

入場料: 無料

Website: エングリッシャーガルテン

(2024年12月確認)

ニンフェンブルク宮殿

ミュンヘンにはミュンヘン・レジデンツに並んで有名な宮殿があります。それはニンフェンブルク宮殿で、バイエルン地方を治めていたヴィッテルスバッハ家が夏に過ごす離宮でした。離宮ともあって広大な庭園が併設されています。湖や森が広がる庭園の広さは180ヘクタール(東京ドーム40個分)にも及び、緑豊かな空間を楽しめる場所となっています。

ニンフェンブルク宮殿がミュンヘン郊外にあると思われがちですが、実際に宮殿が建つのは市内中心部です。新市庁舎やマリエン広場から10キロに満たない場所に位置しています。そのため移動も30分程度しかかからず、訪れやすい場所となっています。また周辺には、広大な植物園や宮殿の一部を利用した自然博物館があるため、そうした施設を合わせて訪れることもできるでしょう。

建物は17世紀に建てられ、バロック様式を取り入れた豪華な宮殿となっています。王族が暮らした空間には絵画や調度品が入れられており、当時の人々の暮らしを思い浮かべれるかもしれません。そんな宮殿の見所となるのは豪華な装飾が施された「石のホール」です。天井部分には空の上に広がる天上の世界が描かれており、その圧倒的な技術力と迫力に驚かされるでしょう。

もう一つの見所は宮殿に飾られている美人画です。宮殿には美人画を集めた一室があります。絵画は36枚あるのですが、モデルとなった女性の多くはバイエルン国王ルートヴィヒ1世の愛人だったとも言われています。いずれにせよ、多数の美人女性の肖像画とそれにまつわるエピソードは多くの人を惹きつけており、それを目当てにこちらの宮殿を訪れる人がいるほどです。

ニンフェンブルク宮殿 / Schloss Nymphenburg

アドレス: Schloß Nymphenburg 1, 80638 München

開館時間: 9〜18時 / 3月28日〜10月15日、10〜16時 / 10月16日〜 3月27日

休館日: 1月1日、12月24、25、31日

入場料(ニンフェンブルク宮殿): 8ユーロ

Website: ニンフェンブルク宮殿

(2024年12月確認)

ミュンヘンのお勧め美術館を、こちらの記事では紹介します。

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