ブランデンブルク門
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ベルリン観光のハイライト、ドイツ再統一のシンボル「ブランデンブルク門」

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ドイツの首都であるベルリンには様々な見所があります。その中で多くの人が思い浮かべるのはベルリンの壁や博物館島、そしてブランデンブルク門かもしれません。そんな門はニュース中継の背景になったり、ドイツのイメージ写真として使われることが多く、ドイツのシンボル的な場所といえるでしょう。

そのためベルリンを訪れた際に、シンボルとも言える門を訪れる人は少なくないはずです。そこで今回の記事では、このような門について、その歴史や見どころについて紹介したいと思います。

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ベルリン市街地への玄関だったブランデンブルク門

ブランデンブルク門があるのはベルリンの中心部の場所。近くにはドイツの国会議事堂や、森のような広大な公園ティアガルテンがあります。位置する場所はベルリン中心部の中心といえるでしょう。門を抜けて東側に向かうと、そこから目抜き通りであるウンター・デン・リンデンが伸びています。通りはベルリン大聖堂やベルリン王宮のある博物館島まで1.5キロほど伸びています。

その通りに沿ってベルリン国立歌劇場やフンボルト大学など歴史的な建物が軒を連ねるため、ベルリン観光のスタート地点にふさわしい場所になっています。

ブランデンブルク門

ベルリンを囲む壁に取り付けられた門

このような門ですが、その役割はベルリンの街を囲む壁に取り付けられ、物資の往来を管理する場所でした。そんな門が設置されたのは壁が築かれた17世期末のこと。

ベルリンには18基の門が設置されていますが、現存しているのはブランデンブルク門のみです。他の門は近代化などで失われており、残されているものはありません。失われた門は、ドイツ語で門を意味する地名で(例えば、Kottbusser Tor、Frankfurter Torなど)、それがあった場所を見つけることができるでしょう。

現在の姿の門が建てられたのは18世期末のことでした。門は新古典主義と呼ばれる当時の人気のあった建築スタイルを取り入れています。これは古代ギリシア建築を引用したもので、そのため一見すると非常に古く見えるのですが、実際にはそれほど歴史を遡ることはありません。

このような門は第二次世界大戦の戦災を潜り抜け、今もベルリンの中心部で街のシンボルとして聳え立っているのです。

ブランデンブルク門
多くの観光客が訪れるベルリン観光の人気スポット。

ブランデンブルク門の見どころ、勝利の女神ヴィクトリア

ブランデンブルク門は古代ギリシア風のデザインを取り入れて建てられています。高さは26メートルもあり、目抜き通りのウンター・デン・リンデン沿いからなら、どこからでも見える巨大な建築物です。そのような門の上に設置されているのは4頭立ての馬車に乗った勝利の女神ヴィクトリアです。

ナポレオンがベルリンを占領した際に、ヴィクトリアの像はパリへと奪い去られました。しかしドイツの母体となったプロイセンがフランスに侵攻してパリを占領すると、ヴィクトリアの像は取り返されることになります。それに合わせて門に面する広場はパリ広場という名前に変えられたのでした。

ブランデンブルク門
門の上に設置されている勝利の女神ヴィクトリア。ベルリンの王宮があった方向に向いている。

統一ドイツのシンボルである門

今では通り抜けることができるブランデンブルク門ですが、誰も通り抜けられない時代がありました。それは東西ドイツ分裂の時代です。第二次世界大戦後にドイツは分割され、ドイツの首都ベルリンも東西に分割されてベルリンの壁が築かれました。そんな壁は門のすぐ横に築かれたのです。

そのため門に近付くこともできなければ、通り抜けることもできなかったのです。1989年にベルリンの壁が崩れ、東西の行き来ができるようになります。そして門も再び通り抜けることができるようになり、今では街の東西を繋ぐドイツ統一のシンブルにもなったのです。

ブランデンブルク門
旧西側からベルリ市内を望む。門より向こうは旧東側。

様々なメッセージを発する場でもあるブランデンブルク門

ベルリンの歴史を目撃してきたブランデンブルク門は歴史的にも、そして政治的にも重要な場所です。そんな場所では世界的な事件が起きると、それに対応して世界へとメッセージを発しています。例えば、ウクライナで戦争が起きたときには、ブ門はウクライナの国旗でライトアップされました。またイギリスのエリザベス女王が亡くなったときには、イギリスの国旗でライトアップされています。

そのため、こうした場所で世界へメッセージを送ろうと、門前のパリ広場では頻繁にデモが開催されています。このように門はただの観光スポットではなく、非常に重要な場所でもあるのです。

ブランデンブルク門
エリザベス女王が亡くなった際に、イギリス国旗が投影された門。

ベルリン訪れるなら、ブランデンブルク門で歴史を感じてみよう

ブランデンブルク門はドイツのシンボルとして知られている場所です。そんな場所はランドマークとしての観光スポットだけではありません。ここではベルリンの壁が築かれたこともあり、ドイツが分裂していたことを実感することもできるでしょう。

このように門は、シンボル的な場所だけでなく歴史的な場所でもあるのです。そんな歴史を感じるためにもブランデンブルク門を訪れてみてはどうでしょうか。

ブランデンブルク門

ブランデンブルク門 / Brandenburger Tor

アドレス: Pariser Platz, 10117 Berlin

Website:ベルリン観光局のホームページ

入場料:無料

最寄駅:Sバーン、地下鉄5番線(U5)Brandenburger Tor駅

ライブカメラ :現在のブランデンブルクの様子を見れるカメラ

ブランデンブルク門とその周辺の様子はこちらのビデオで見ることができます。

ブランデンブルク門はベルリンの壁の跡地の一つと言える場所ですが、他の壁跡地はどうなったのでしょうか。こちらの記事では現在のベルリンの壁の跡について紹介しています。

ベルリンには数多くの観光地があります。その中でも特にお勧めな場所をこちらの記事で紹介しています。

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