バウハウス大学ヴァイマール
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建築ファンなら必見!バウハウス大学ヴァイマール

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今では伝説的な存在となっている美術学校バウハウスが誕生したのはドイツの都市ヴァイマールです。バウハウスは20世紀初頭に設立された教育施設で、デザインや建築を教えていました。わずか十数年の活動期間にも関わらず、多くの優秀な卒業生を輩出し、今でもその教育や思想は世に影響を与え続けています。

そんなバウハウス関連の建物は世界遺産に登録されており、バウハウス誕生の地でもあるヴァイマールに残されているのです。今回紹介するのは、バウハウスがヴァイマールで利用していた校舎です。それはバウハウス大学ヴァイマールの建物です。

ベルリンやデッサウでバウハウス関連やモダニズム関連の建物をご案内します

ベルリン建築個人ガイド

バウハウスとは

バウハウスは1919年にヴァイマールにある二つの美術教育施設を統合する形で設立されました。校長となったのは建築家のヴァルター・グロピウスです。

パウル・クレーやワシリー・カンディンスキーなど美術史に名を残すアーティストが招聘され、教鞭をとっていました。また建築家であるマルセル・ブロイヤー、画家のヨゼフ・アルバースなど名だたる人物がバウハウスで学び、世界へと飛び立っていったのです。

そんなバウハウスはデッサウ、ベルリンと移転を繰り返し、最終的に1933年に閉校しています。その活動は短く、僅か十数年足らずのものでしたが、建築やデザインの世界を変えた重要な存在となっているのです。

ヴァイマールにあるバウハウスの建物

ヴァイマールで設立されたバウハウスですが、当地での活動期間は5年ほどと短く、街に多くの足跡が残されているわけではありません。直接関係があるのは3棟の建物で、いずれも世界遺産に登録されています。そのうちの2棟が今回紹介するバウハウス大学の校舎です。

そんな建物が位置するのは古都ヴァイマールの旧市街から少し離れた場所です。建物は現在でも大学の校舎として利用されており、建築やデザインを学ぶ学生が足を運んでいます。2棟の建物は隣会う形で建てられており、大学を訪問した際にあわせて訪れることができるでしょう。

アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデが手がけた建物

バウハウス大学の建物ですが、いわゆるバウハウスの建物をイメージすると少し驚かされるかもしれません。なぜならバウハウスの考えにある機能主義や合理主義が、前面に押し出された建物でないからです。

その理由は建物がバウハウス設立以前に建てられたことにあります。こちらの2棟の建物を手がけたのは建築家のアンリ・ヴァン・デ・ヴェルデです。彼はアール・ヌーヴォーやユーゲント・シュティールを取り入れたことで知られています。そのためバウハウスが牽引した機能主義や合理主義とは異なるスタイルをここでは見ることができるでしょう。

バウハウス大学ヴァイマール本部棟

2棟のうちの1棟、バウハウス大学本部棟が建てられたのは1911年のことです。建物はバウハウスの前身となる美術大学のために建てられてました。建物は3階建の大きな建物ですが、壁面を大きく切り取るガラス窓が、建物に軽やかな印象を与えています。

そんな建物の特徴となっているのは建物内部にある螺旋階段です。アール・ヌーヴォースタイルの緩やかなカーブを描く階段は、シンプルな空間に美しい印象を加えています。このような建物からは控えめに抑えられた装飾が生み出す空間の美しさを感じることができるでしょう。

バウハウス大学ヴァイマールヴァン・デ・ヴェルデ棟

もう1棟の建物はバウハウス大学ヴァン・デ・ヴェルデ棟です。こちらは工芸専門学校の建物として建てられています。2階建てであるため本部棟に比べると小さく、同じ建築家によるものですが、異なる印象を感じられるかもしれません。

このような建物で特徴となっているのは同じく螺旋階段です。本部棟にも螺旋階段があるのですが、それと大きな違いがあります。それはバウハウスの教員だったオスカー・シュレンマーによる壁画です。シュレンマーは画家としても知られており、バウハウスの思想に通ずるモダンな絵画を残しています。そんなアーティストによる壁画を、こちらの建物では楽しむことができるでしょう。

デッサウとヴァイマールのバウハウスの建物の違い

個人的にヴァイマール大学の建物から感じられたのはデッサウのバウハウス校舎との違いでした。

デッサウのバウハウスの校舎はモダニズム建築の巨匠であり、バウハウスの校長でもあったヴァルター・グロピウスが手がけたものです。そこでは装飾を排して機能性や合理主義を追求した建物が実現されています。

バウハウス校舎

一方でヴァイマールの建物は控えめながらも装飾は施されている一方で、大きなガラス窓にシンプルな空間など、新しい時代の到来を予感させるものとなっているのです。

こうしたデッサウとヴァイマールの校舎の違いは、バウハウスの背景にあった当時の時代を感じさせるものとして、興味深く感じられました。

ヴァイマールで必見のバウハウスの建物

バウハウス大学の校舎では、バウハウスの誕生した時代背景が感じられるでしょう。そんな建物ですが、現在も大学として利用されているため、自由に見学できる場所ではありません。

そこでお勧めしたいのは、バウハウス大学で開催されているガイドツアーです。ツアーでは一般に公開されていない場所など見学することができ、より深くバウハウス大学の建築空間を体験することができるでしょう。

いずれにせよ、バウハウス大学の建物は、バウハウスが誕生した地にあり、ここから新しい建築やデザインが生み出された重要な場所です。そんな場所をぜひ訪れてみてはどうでしょうか。

バウハウス大学ヴァイマール / Bauhaus-Universität Weimar

アドレス:Geschwister-Scholl-Straße 8/15, 99423 Weimar

開館時間:ー (基本的に建物内はガイドツアーで見学可能)

Website : バウハウス大学ヴァイマール

(2024年12月確認)

ヴァイマールにあるバウハウスの建物については、こちらの記事で紹介しています。

デッサウのバウハウスの建物については、こちらの記事で紹介しています。

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