ベルリンには多くの蚤の市が開催されています。その数は多く、20以上もの大小様々な蚤の市が開催されます。もちろん、それぞれの蚤の市には個性があり、特徴があります。アンティークなものを中心に扱う場所があれば、本やCDといったものを中心に扱う場所もあります。そして、不用品の中にお宝も紛れているような玉石混交なものを扱う場所もあるのです。
今回紹介したいのはアンティークな商品を取り扱う6月17日通りの蚤の市です。そのクオリティーはベルリン随一です。それでは、そんな蚤の市の場所や雰囲気などを紹介したいと思います。
街の中心部で開催される6月17日通りの蚤の市
蚤の市の開催されるのは市内の中心部の場所です。近くには旧西ベルリンの中心部であるベルリン動物園やクーダムと呼ばれる繁華街があります。最寄り駅となるのは、ベルリン動物園駅から一駅先のティアガルテン駅です。駅を降りれば、見えるのは大きな目抜き通り。その脇に広がる広場で毎週土曜、日曜に蚤の市が開催されるのです。
市内中心部にあり、その上Sバーンの駅からすぐの場所で開催されるため、交通アクセスは抜群と言えるでしょう。そんな訪れやすさから、ベルリンで蚤の市を訪れるなら、まずはこちらの市場をお勧めしたいです。
多くのアンティークのものが集まる蚤の市
こちらの蚤の市に集まるのは50ほどの屋台です。いずれもアンティークの商品を取り揃えています。ベルリンの蚤の市で、充実したアンティークの品揃えがあるのはここだけでしょう。
というのも不用品を売ってい蚤の市が多く、ガラクタの山からお目当ての品を探すことになるのです。もちろん時間があれば、そうした蚤の市も面白いでしょう。しかし時間のない人や、しっかりとしたアンティークを探す場合には不向きなのです。その一方で、こちらの蚤の市はクオリティや品揃えが良いため、時間の無い観光客にはぴったりでしょう。
磁器から金属製の食器など多くの食器が並ぶ蚤の市
アンティークのものは、例えば、家具や絵画などが販売されています。様々なアンティークのものがありますが、特に目に付くのは食器類でしょう。磁器だったり、金属製のものなど、その種類は様々。ドイツはマイセンやKPMベルリン、そしてニュンフェンベルクなど多くの磁器のブランドでも有名です。
こちらで販売されているもの中には、有名ブランドものがあるかもしれません。また金属製の食器は器や皿だけでなく、ナイフやフォークなども揃っています。そのためアンティークの食器を探すには打ってつけの場所なのです。
絨毯からトランク、通りの標識まで揃う蚤の市
もちろん、それ以外にも様々なものがあります。例えば、多くのアンティークの絨毯。買って帰るのは簡単ではないですが、売られている様々な絨毯に驚かされるでしょう。その他に目に付いたのは時代を感じさせるアンティークのトランク。お洒落に使えそうなもので買いたくなってしまいます。
そして驚かされたのはドイツの通りの標識です。本物かわかりませんが、標識さえも販売されていることにびっくりしてしまうかもしれません。このように、こちらの市場ではその品揃えの多さに驚かされるでしょう。買うことを目的にしなくても、売られている様々なものを眺めるだけでも楽しむことができるのです。
周辺の観光スポットと合わせて訪れる場所
こちらの蚤の市ですが、市内中心部にあることから周辺には多くの観光地があります。例えば、ベルリン動物園。広大な敷地には様々な種類の動物が飼育されており、日本とは違った雰囲気の動物園を楽しむことができるでしょう。
その他にも市内中心部に広がる森のような公園があります。ここでは素晴らしい自然を楽しめるだけでなく、そこに生息する野鳥や狐やリスなどの動物に出会えるかもしれません。このように蚤の市を訪れるだけでなく、気軽に他の観光地にも合わせて訪れることができるのです。
ベルリンでお勧めの蚤の市/6月17日通りの蚤の市
今回紹介したように、こちらの蚤の市はアンティークを中心とした様々なものが売られている場所となっています。そして交通アクセスが抜群に良いため、ベルリンを訪れるなら訪れておきたい場所です。
もしベルリンで訪れる場所に迷ったら、ぜひ訪れてみてください。きっと楽しいベルリンの思い出を作れるに違いありません。
6月17日通りの蚤の市/ Trödel- und Kunstmarkt Straße des 17. Juni
アドレス: Str. des 17. Juni, 10623 Berlin, ドイツ
開催時間 : 10〜16時 / 毎週土曜、日曜
入場料 : 無料
ホームページ : 6月17日通りの蚤の市
(2024年5月確認)