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ドイツ旅行するなら注意しよう。新しく導入される「ETIAS」と「EES」を説明

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2025年から2026年にかけて、ドイツ旅行で必要な手続きが大きく変わります。これまで短期の旅行であれば、パスポート一つで事足りていましたが、今後はそれだけでは不十分になります。

その理由は、2025年から導入が始まった「EES」と、2026年末から義務化される「ETIAS」です。同時期に似た名前のシステムが2つ導入されることになりますが、これらを混同してはいけません。特にETIASは事前に申請が必要であるため、それを事前申請の必要のないEESと勘違いしてしまうと、当日空港でチェックインができず、ドイツへ渡航できなくなってしまうからです。

こちらの記事では、EESが何か、そしてETIASが何かを簡単に説明します。

 EES(出入域システム)とは何か

  • パスポート情報、顔写真と指紋(生体データ)、過去の出入国記録などを収集
  • パスポートのスタンプのようなもの

EES(Entry/Exit System)とは、2025年10月から段階的に導入されている、ヨーロッパ諸国への出入国を管理する新しいシステムです。EU圏内で順次切り替えが行われており、2026年4月には、EES利用国すべての国境地点で完全に導入される予定になっています。

これは、これまでのパスポートへのスタンプによる管理に代わるものです。入国時の日時や出国時の日時がデジタルで管理され、滞在期間の超過(オーバーステイ)や、入国が拒否された場合の情報も正確に記録されます。

ESS公式ページ

ベルリン・ブランデンブルク国際空港

ETIAS(エティアス)とは何か

  • 渡航に必要な認証
  • ビザなし渡航の際に必要な事前の認証のようなもの

ETIAS(European Travel Information and Authorisation System)は、ドイツ渡航前に必ず登録が必要な「渡航認証」のことです。2026年末に導入される認証システムで、ドイツだけでなく多くのヨーロッパ諸国への入国の際に必要となります。

申請はオンラインで行い、登録フォームに従って、氏名、生年月日、国籍、住所、過去の犯罪の有無などを記入します。駐日欧州連合代表部等の案内では、一般的に認証結果は4日以内の短期間で通知されるそうです。しかし追加の情報や書類が必要な場合にはさらに時間がかかり、最終的な判断まで最大30日間必要になることもあるそうです。そのため、追加の情報が必要になる場合も想定して、渡航30日以上前に余裕を持って申請を行う必要があります。

ETIASで気をつけなくてはいけないこと

  • 申請料金
  • 申請のタイミング
  • 偽装サイトの存在
  •  ESSとの混同

ETIASの導入にあたっては、以下の点に特に注意が必要です。

申請料金: 

7ユーロからと以前に発表されていましたが、現在は20ユーロとさなっています。支払い方法はオンライン決済と説明されています。また18歳未満と70歳以上については申請料金が無料となります。

申請のタイミング: 

取得までに時間がかかるため、登場直前に気づいても間に合いません。追加書類を求められた場合、取得まで30日ほどかかることもあるため、旅行の30日以上前には申請しておくべきでしょう。あらかじめ登録しておけば、同じパスポートであれば最大3年間有効です。

詐欺サイトの存在:

公式サイトに似せた仲介業者のページで、高額な仲介料を取られるケースが予想されます(ETIAS以外の入国認証で同様の問題が発生しているため)。不必要な仲介料を支払うことを避けるために、必ず公式サイトから申請するようにしましょう。

ETHIAS公式ページ

EESとの混同: 

「EES」は空港での登録であるため、それと勘違いしてETIASの事前申請を忘れるのが最も危険なパターンです。事前申請の必要なETIASと、不必要な ESSの二つのシステムがあることを頭に入れておきましょう。

今後のドイツ旅行にはETIASとESSを忘れずに

  • パスポート: 有効期限が十分に残っているもの。
  • ETIASの事前認証: これがないと、日本を出発する飛行機への搭乗自体を拒否される可能性があります。必ず出発前にオンラインで20ユーロを支払い、取得してください。
  • EESへの対応: 現地到着後、空港の端末で指紋や顔写真の登録を行います。

以前はドイツに旅行する際、短期間であればパスポートだけで十分でした。しかし、今後は以下の準備が必須となります。

新しく導入されたシステムなので戸惑うこともあるでしょう。これらはヨーロッパ全体のセキュリティ向上のための新しいルールで、ドイツ旅行には不可欠なものとなります。事前申請の「ETIAS」だけは絶対に忘れないようにしましょう。