ベルリンでは歴史的な問題があり、それが大きな影響をもたらすことがあります。近年ベルリンの通り名が、差別的な印象を与えると問題になっていました。その通りが多くの議論を経て改名されたのです。
その通り名は地下鉄の駅にもなっていたことから、通り名の変更に合わせて変更されることになっています。
こちらの記事では、そんな通り名の変更と、それに合わせた地下鉄の駅名の変更について紹介したいと思います。
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差別的という議論があった通り名「Mohrenstraße」
ベルリンの地下鉄U2(2号線)には、ベルリンの中心部に路線を持ち、旧東ベルリンの中心部と旧西ベルリンを結ぶ主要路線です。そんな路線の中で街の中心部にある「Mohrenstraße」という駅がありました。
「Mohrenstraße」は駅の地上部分にある通りのことで、それに従って地下鉄の駅名も名付けられています。しかし近年「Mohrenstraße」の名前は大きな問題になっていたのです。
「Mohrenstraße」の「Mohr」には差別的な意味を想起させると批判があり、通りの改名を求める動きがあったのです。

新しい通り名「Anton-Wilhelm-Amo-Straße」
「Mohrenstraße」は多くの議論を経て、2025年8月23日に通り名は「Anton-Wilhelm-Amo-Straße」に変更されました。
Anton Wilhelm Amoはアフリカ出身で18世紀のドイツで活躍した哲学者です。このように、差別を想起する通り名から多様性を感じさせる通り名に変更されたのです。
通り名も変更されたため、地下鉄の駅名も合わせて「Anton-Wilhelm-Amo-Straße」に変更されています。

地下鉄は移行期間のため気を付ける必要あり
新しく「Anton-Wilhelm-Amo-Straße」となった地下鉄の駅ですが、完全には変更されておらず、現在は移行期間となっています。そのため地下鉄の駅名には新しい名前も古い名前も表示されています。
また地下鉄の路線図には2025年9月現在、旧名の「Mohrenstraße」が表示されています。一方で車内の放送では新しい駅名の「Anton-Wilhelm-Amo-Straße」が使われています。
このように新旧の駅名が混在している状態ですが、路線図などの駅名表示の完全な変更は2025年12月14日に行われることが予定されています。
いずれにせよ新旧の駅名が使われる移行期間であるため、駅名で混乱することもあると思います。そのためベルリンで地下鉄を利用する際には気をつけてください。











