ドイツの物価
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2024年のドイツの物価をチェック。5年で40パーセント近くの値上がりに。

ドイツを旅行を考えると気になるのはドイツの物価でしょう。コロナウイルスの蔓延、そしてロシアとウクライナの戦争と景気は悪くなっています。その影響により物価は急激に情報しています。2024年にドイツで頻繁に起きているストライキも、物価上昇に対応した賃上げのためによるものです。

今回(2024年5月)ドイツの物価を調べてみましたが、手元にあった2019年、そして2023年の価格と比べると上昇しています。5年間でドイツの物価が大きく変わったことに驚かされるほどです。

今回は掲載するのはベルリンでの価格で、その価格は他のドイツの街と比べると比較的安いと言えるかもしれません。ですので、掲載した価格は参考価格で、ドイツでも比較的安めの価格として考えた方が良いでしょう。

それでは、こちらのドイツの物価の掲載をドイツでの滞在の参考にしてください。

乳製品や肉などのドイツでの価格

日本と比べると比較的ドイツでの乳製品の価格は安いでしょう。ただし牛乳やチーズなどは安いのですが、ヨーグルトは同じくらいの価格と言えるかもしれません。

肉については2019年の価格がわからないため比較はできないのですが、2023年に比べると価格は少し値上がりしています。なお鶏肉は日本と比較すると、高く感じられると思います。

*カッコ内は2019年の価格です。

牛乳1リットル 1.15ユーロ  (1ユーロ以下)

ヨーグルト4個パック 2.5ユーロ  (1.5ユーロ)

カマンベールチーズ 2ユーロ  (2ユーロ)

卵(10個パック)2.6ユーロ  (過去データ無し)

豚肉(肩肉400グラム) 3.8ユーロ  (過去データ無し)

鶏肉  (胸肉330グラム) 5ユーロ  (過去データ無し)

牛肉 (ランプステーキ250グラム) 5.8ユーロ  (過去データ無し)

ドイツでのお菓子の価格

ドイツのチョコレート

ドイツでは比較的スナック菓子やチョコレートが高く感じられるでしょう。チョコレートの価格は最低でも1ユーロを越えています。グミも大体最低1.2ユーロです。

大手メーカーのリッターシュポルト(チョコレート)とハリボー(グミ)は、去年(2023年)から10パーセントの値上げをしており、わずか1年で値段が上昇しています。2019年は1ユーロ以下だったので、価格の上昇が激しいです。

チョコレート(リッターシュポルト Alpenmilch味100g) 1.5ユーロ (過去データ無し)

グミ(ハリボー Goldbären 175g)1.2ユーロ (過去データ無し)

プリングルス 3ユーロ (過去データ無し)

ポテトチップス (Lay’s 150グラム) 2ユーロ (過去データ無し)

ドイツでの飲み物の価格

コーラ

ドイツで物価が上昇しているなかで、ビールは現在も安価です。多くの飲み物はペットボトルやビンの容器の価格が含まれており、それは返却する際に戻ります。そのためデポジットと呼ばれる容器代の分だけ、日本と比べると高く感じられるでしょう。

個人的に最も高く感じられるのは自販機のジュースです。これは以前に比べると50セントも値上がりしているため、とても高く感じられます。

自販機のジュース(0.5リットル ペットボトル 駅構内)2.5 ユーロ (2ユーロ)

ビール(becks 0.33リットル デポジット混み)0.9ユーロ (過去データ無し)

コカコーラ (1リットル デポジット混み ) 1.6ユーロ (過去データ無し)

ミネラルウォーター(1リットル Volvic デポジット混み) 1.1ユーロ  (過去データ無し)

レッドブル (0.25リットル デポジット混み)1.7ユーロ (過去データ無し)

ドイツでのタバコの価格

私は喫煙者ではないため、詳しくわからないのですが、ドイツでは巻きたばこを利用する人が多い印象があります。その理由は箱で売られているタバコがとても高いからです。

ドイツでマルボロを1箱買えば9ユーロもします。そのため比較的安く済ませられる巻きたばこを利用する人が多いようです。そんな巻きたばこも2019年に比べると、40パーセント以上値上がりしており、愛煙家には厳しい現状です。

たばこ(巻きたばこのたばこ30グラム)5.8ユーロ (4ユーロ)

たばこ1箱 (マルボロ/ゴールド22本) 9ユーロ (過去データ無し)

たばこ1箱 8ユーロ以上 (6ユーロ以上)

フィルター 1箱1.2ユーロ(1ユーロ)

巻きたばこの紙 1.3ユーロ(1ユーロ)

ドイツでのコンサート、美術館、博物館の価格

こちらは2019年のデータがわからないため、どの位値上がりしているかはわかりません。ただ2023年までは比較的安い値段でした。しかし2024年にベルリンの美術館や博物館では値上げを行っています。

ベルリンの自然史博物館は去年(2023年)の入場料は8ユーロでしたが現在は11ユーロになっています。絵画館は10ユーロでしたが現在は12ユーロになっています。どちらの施設も去年まで割安感が感じられましたが、今年は割安感は全く感じられません。

自然史博物館 11ユーロ (過去データ無し)

ペルガモン博物館 / 現在休館中 (過去データ無し)

ハンブルガーバンホフ現代美術館 14ユーロ (過去データ無し)

絵画館 12ユーロ (過去データ無し)

ベルリンフィル (最上位シートカテゴリー 1) 現在確認中 (過去データ無し)

ベルリンフィル (立ち見席)現在確認中 (過去データ無し)

ベルリン国立歌劇場 (演目により価格は大きく異なります)10〜160ユーロ  (過去データ無し)

ドイツの博物館

ドイツでの交通費

ドイツの公共交通機関は交通機関ごとに会社が分かれているわけではありません。また電車、地下鉄、バス、路面電車を共通のチケットで利用でき、街の大部分に訪れることができます。

そのため1日乗車券を利用すると、安く色々な場所に訪れることができるでしょう。そんな1日乗車券は日本の交通事情を考えると安く感じられます。しかし2019年はもっと安く、とても安価でした。今では30パーセント近く値上がりしているため以前の安さに驚かされます。

BVG (ベルリン交通局)  abcゾーンチケット 4.4ユーロ (3.4ユーロ)

              ショートチケット   2.4ユーロ (1.7ユーロ)

              1日乗車券 9.9〜11.4ユーロ (7〜7.7ユーロ)

タクシー料金  初乗り4.30ユーロ (3.9ユーロ)

        1kmあたり (最初の3キロ)2.8ユーロ (2ユーロ)

        1kmあたり (3キロから7キロ)2.6ユーロ (過去データ無し)

         1kmあたり (7キロから)2.1ユーロ(1.5ユーロ)

ドイツの鉄道

ドイツでの外食の価格

2019年以前は外食の価格は日本と同じくらいの印象がありました。しかし2023年に日本とドイツを比較すると、ドイツは圧倒的に高く感じられます。

以前は屋台で食べる際は気軽に食べられる値段でした。ですが、今ではそれほど気軽な価格ではありません。感覚的には以前の外食の値段とも言えるくらいです。

特にベルリンは外食費用が安かったのですが、それが値上がりによって、50パーセント以上の値上がりとなっています。個人的に最も値上がりを感じられるのが外食の価格でした。

ランチ 10ユーロ以上(10ユーロ以下)

ディナー 20ユーロ以上 (15ユーロ以上)

マクドナルドのビックマック

ビックマック (単品)  5.89ユーロ (過去データ無し)

ビックマック (セット) 9.79ユーロ  (過去データ無し)

ベルリンの有名なインビス(屋台)のケバブ

チキンケバブ    7.1ユーロ(3.9ユーロ)

ベジタブルケバブ  6.3ユーロ(3.5ユーロ)

ベルリンの有名なカリーヴルストのインビス(屋台)

カリーヴルスト 2.7ユーロ(2ユーロ)

フライドポテト 2.7ユーロ(1.8ユーロ)