2024年となってまだ1ヶ月しか経っていませんが、ドイツでは既に2回もドイツ鉄道による大規模なストライキが行われています。1月24日から始まったストライキは5日間連続で行われ、市民の暮らしに大きな影響を与えました。
このようなドイツ鉄道でのストライキの問題はまだ解決しておらず、今後もストライキが行われる可能性があります。それでは今後、ドイツ鉄道のストライキはどうなるのしょうか。こちらの記事では、今後の状況について簡単に説明します。
2024年3月3日までドイツ鉄道での新たなストライキは行われない。
報道によれば、ドイツ鉄道では1月28日のストライキ終了から新たなストライキを3月3日まで行う予定はないそうです。なぜなら3月3日までドイツ鉄道と組合との間で和平期間を設けており、その期間中にはストライキが行われないためです。つまり交渉がまとまらない場合でも、ドイツ鉄道で新たなストライキが行われるのは2024年3月4日以降となります。
ドイツ鉄道以外にも空港や近距離交通のストライキの可能性
ドイツ鉄道のストライキが3月3日まで行われませんが、だからと言って安心できるわけではありません。2024年2月1日にはミュンヘンとニュルンベルクを除くドイツ全土の空港でストライキが行われました。
また2月2日は、ドイツの主要都市で近距離交通(地下鉄、バス、トラムなど)のストライキが行われています。こちらの問題も解決していないため、今後空港や近距離交通の交通機関でストライキが行われる可能性もあります。
ドイツを旅行するなら、必ず交通機関のストライキのニュースを確認しましょう。
ロシアによるウクライナへの侵攻などでドイツでは物価が上昇しています。それに応じた賃上げを求めて、多くの組合がストライキを行なっています。そして、それらの中にはドイツ鉄道や、空港、そして近距離交通の組合が含まれています。
こうした会社と組合の交渉がまとまらない限りは、ストライキが行われることになり、ドイツでの移動に大きな影響を与えます。そのため、ドイツを旅行する場合には、あらかじめストライキのニュースをチェックをして、対応策を考えた方が良いでしょう。
ドイツ鉄道については、こちらの記事で解説しています。
ドイツでのストライキについては、こちらの記事で解説しています。