最近ドイツでは一般市民を狙い、多くの人が負傷する事件が多発しています。2025年5月23日にはハンブルク中央駅で刃物を使った襲撃が発生しました。
現在のところわかっているのは複数の負傷者が出ており、犯人が現場で確保されていることです。犯人の犯行の動機など事件の詳細については現在捜査中となっています。(5月24日の報道では、政治や思想的な理由ではなく、精神的な問題による襲撃の疑いとなっています)
こちらの記事では、今回発生している事件について今までにわかっていることを紹介します。

事件についての情報
事件内容:一名の人物が駅のプラットフォームで刃物で多数の人を襲撃
事件現場:ハンブルク市内中心部にあるハンブルク中央駅のプラットフォーム
発生時刻:2025年5月23日(金)18:05頃、帰宅ラッシュで駅が混む時間帯
負傷者:18名(4名が重体)
犯人:39歳のドイツ人女性を逮捕(精神的な問題を抱えていると報道されています)
ハンブルクについて
ハンブルクはドイツ北部の港湾都市です。人口は190万人ほどで、ベルリンに次ぐドイツ2位となっています。観光地として知られており、ハンブルクの港周辺には、エルプ・フィルハーモニーや世界遺産に指定されている倉庫街などがあり、世界各国から多くの観光客が訪れる街です。
ハンブルク中央駅は年間の利用者がおよそ2億人で、ドイツで最も利用客の多い駅となっています。そのような駅のプラットフォームで今回の事件は発生しています。
ドイツで最近発生した一般市民を狙った襲撃事件
2024年中頃からドイツでは一般市民を狙った襲撃事件が続いています。多くの事件は無差別に大量殺人を狙ったものです。そのため市民の不安が高まっていました。最近発生した一般市民を狙った事件は下記の通りです。
ドイツ旅行で考えておきたいこと
- 人が多く集まるイベントなどに参加する場合に気を付ける(出口の位置などを確認しておく)
- 事件に巻き込まれた際に通報や連絡する方法の確認(警察や在ドイツ日本大使館への連絡方法の確認)
ドイツの警察と消防・救急の電話番号
警察: 110
消防・救急: 112
デュッセルドルフ日本領事館のホームページにはドイツの通報先などについて説明をしています。
ドイツの治安については、こちらの記事で紹介しています。










