ドイツに旅行や仕事で滞在する際に特に気を付けたいのは現地の規則です。規則を破ってしまえば、当たり前ですが罰金などの罰を受けることになります。今回紹介したいのは、ベルリンの公共交通機関での罰則の改正です。今までは罰金の対象でなかったのですが、2025年5月より罰金が科せられることになりました。今回は、そんな罰則の改正について紹介します。

ベルリンの公共交通機関でドアの強引な開閉は罰金へ
2025年5月1日より改正
- 対象交通機関:BVG(ベルリンの公共交通機関)
- 対象行為:ベルリンのバス、路面電車、地下鉄でドアを強引に開けたりする行為:ベルリンのバス、路面電車、地下鉄への武器の持ち込み
- 罰金:50ユーロの罰金
- 情報:ベルリン市公式ページ
ドイツを訪れた際に多くの人が公共交通機関を利用するでしょう。時には地下鉄や鉄道のドアを強引に開けたままにして、ドアを閉めさせずに列車に乗り込む様子を見ることもあるかもしれません。実際に慌てて駆け込もうとする際に車内の人が開けたままにしてくれることもあります。しかし、2025年5月よりこれらの行為は違反行為となって罰金が科せられます。
ベルリンでは2025年から規則が変わりましたが、それ以前には厳しく規制されることはありませんでした。そのためドアを開けたままにして他の乗客を入れたりすることは、頻繁に見られました。ベルリンの市民も許されている行為なのだと思っていたでしょう。
しかし当たり前ですが、鉄道の運行を妨げ、また怪我なども引き起こす行為です。以前見られたからやってよい行為でもありません。今後ドイツ全体に罰則が広がっていく可能性があるためドイツでは絶対に行わないように気を付けて下さい。

公共交通機関への武器の持ち込みは禁止、お土産に注意
また武器の持ち込みについても罰則が改正されています。そもそも武器についてはドイツの法律でも厳しい規則があります。そのためベルリンの公共交通機関の使用に限ったものではありません。いずれにせよ、お土産でドイツのナイフなどを購入する場合には、違法行為にならぬように気を付けましょう。

ドイツの公共交通機関で気をつけたい打刻忘れ
- 対象交通機関:ドイツの公共交通機関
- 対象行為:乗車券への打刻の未記入
- 罰金:60ユーロ
なおドイツの公共交通機関で特に気を付けてほしいのは、公共交通機関の乗車券です。これについては今回改正があったわけではありませんが、罰金を取られる行為を思わずやってしまう可能性があるため、こちらでも紹介します。
ドイツの公共交通機関には改札がありません。そのため紙の乗車券を利用する場合には、利用開始の駅と利用開始の時刻を打刻機で乗車券に記入します。これは改札を通る際に乗車券の情報を読み取り、出る際に情報を確認することと同じことです。そのため打刻機による打刻無しに紙の乗車券を利用すると、不正行為と見なされて罰金が課せられます。間違いやすいので、紙の乗車券を利用する際に気を付けてください。
ベルリンの公共交通機関の使い方については、こちらの記事で紹介しています。









