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ベルリンで必見の現代アートを展示するギャラリー

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ベルリンと言えば、現代アートの街として知られています。その理由として挙げられるのは、現代アートを専門に見せる美術館やギャラリーが多くあることです。

そんな美術館とギャラリーですが、そこには大きな違いがあります。美術館は研究や教育といった役割も担っていますが、ギャラリーは基本的に作品を販売する商業施設です。

そのため現在コレクターに求められているもの、そしてトレンドに合ったものを見せるところが多い傾向にあるのです。こうしたことからギャラリーを訪れると、現代アートのトレンドや、ドイツで人気のある美術作品のスタイルがわかるかもしれません。

そこで、こちらの記事ではベルリンにある現代アート作品を見せる重要なギャラリーを紹介したいと思います。

ドイツ便りでは現代アートのスペースをご案内します

ベルリン現代アート個人ガイド

Galerie Max Hetzler

Galerie Max Hetzlerは1974年にシュツットガルトで設立されたギャラリーです。現在ではベルリンだけでも4つの展示スペースを構えており、ベルリンで最も重要なギャラリーと言えるでしょう。

またギャラリーはパリとロンドンにギャラリーを構えており、Art Baselなどの国際的なアートフェアに参加するなど、ベルリンで最も国際的な影響力のあるギャラリーと言えるかもしれません。

そんなギャラリーで特筆すべきことは圧倒的な展示空間です。4つある展示スペースの一つは新聞の印刷を行っていた建物です。展示空間は非常に巨大で、そこで展示される作品の規模も大規模なものとなっています。Max Hetzlerでは一般的なギャラリーの規模を越えるような展示を行っているのです。

ここ数年Max Hetzlerがベルリンで展示を行ったアーティストは、Bridget Riley、Paul McCarthy、Günther Förgといった大御所ばかりです。基本的には世界的に知られている重要なアーティストの展示が多く、Max Hetzlerでは美術館に近いレベルの展示を楽しむことができるでしょう。

Galerie Max Hetzler

アドレス:Potsdamer Str. 77-87 10785 Berlin

休廊日:日、月

Website:Galerie Max Hetzler

Galerie Konrad Fischer

Galerie Konrad Fischerは日本でも馴染みのあるギャラリーかもしれません。日本では2022年にギャラリストであるドロテ&コンラート・フィッシャー夫妻のコレクションを紹介する展覧会が開催されています。

コンラート・フィッシャーはゲルハルト・リヒターやジグマール・ポルケと共に美術を学んだ画家でしたが、1967年ギャラリーを設立しています。そこではミニマル・アートやコンセプチュアルアートなどを紹介し、ドイツのアートシーンを作り出していたのです。

Galerie Konrad Fischerはデュッセルドルフとベルリンに展示スペースを構えており、ベルリンでは工場だった建物を展示スペースとして利用しています。

古めかしい建物の外壁にはLawrence Weinerの作品が取り付けられており、その特徴的な外観は目をひくでしょう。展示スペースも一般的なギャラリーよりも広く、複数の展示フロアを活かして印象的な展示を行っています。

ここ数年ベルリンのGalerie Konrad Fischerでは、Gregor Schneider、Candida Höfer、Bruce Nauman、Wolfgang Laibなどの世界的に重要なアーティストが展示されています。

60年代、70年代に活躍したアーティストの展示と共に、現在活躍するアーティストの展示も行っており、ベルリンでは見逃すことのできない重要なギャラリーです。

Galerie Konrad Fischer

アドレス:Neue Grünstr. 12 10179 Berlin

休廊日:日、月

Website:Galerie Konrad Fischer

neugerriemschneider

neugerriemschneiderは90年代以降のベルリンのアートシーンを生み出した重要なギャラリーです。1994年にベルリンで設立され、当時ベルリンで活動していた若手アーティストなどを取り上げて世に送り出してきました。

現在ではそうしたアーティストが世界で活躍する重要なアーティストとなり、ギャラリーも国際的なアートフェアであるArt Baselの常連となっています。

neugerriemschneiderの展示スペースがあるのはベルリンの中心部のLinien通りです。そのすぐ近くにはベルリンで最も重要な現代アートの美術館であるKunstWerke(KW)があり、共にベルリンのアートシーンで重要な役割を担っています。

なおneugerriemschneiderのホームページには情報はほとんど掲載されておらず、中庭部分にギャラリーがあるため、非常に訪れにくいでしょう(おそらく観光客などを避けるため)。少し訪れにくいため気を付けてください。

neugerriemschneiderで展示を行うのは、Rirkrit Tiravanija、Olafur Eliasson、Michel Majerus、Tobias Rehberger、Elizabeth Peytonなどの90年代に頭角を現したアーティストです。

現在では美術館で展示を行うような重要なアーティストの展示が多いため、ベルリンで見逃すことのできないギャラリーです。

neugerriemschneider

アドレス:Linienstr. 155 10115

休廊日:日、月

Website:neugerriemschneider

KOW

KOWは2009年にベルリンで設立された比較的新しいギャラリーです。しかし世界的なアートフェアであるArt Baselに2010年代後半から毎年のように参加する実力あるギャラリーです。

展示されるのは社会をテーマとするアーティストが多いです。そのため一般的なギャラリーでは見られないアーティストの作品を見ることができるでしょう。

KOWの展示スペースですが、現在は街の中心部のギャラリーが多く集まるエリアに位置しています(最近になって移転しているため、訪問の際に気を付けてください)。展示スペースそのものは特筆するほどではありませんが、周辺に多くのギャラリーがあるため、合わせて訪れるように時間に余裕を持たせると良いでしょう。

ここ数年KOWで展示されているのは、Hiwa KやSantiago Sierraなどの重要なアーティストです。戦争がもたらす問題や社会の歪んだシステムを取り上げる、ポリティカルアートの代表的アーティストです。

こうしたアーティストの作品を日本で見る機会は少ないため、ぜひドイツで見ておくことをお勧めします。

KOW

アドレス:Kurfürstenstr. 145, Entrance Frobenstr. 10785 Berlin

休廊日:日、月、火

Website:KOW

Sprüth Magers

ベルリンにある世界的に存在感のあるギャラリーの筆頭格はSprüth Magersでしょう。現代アートにおいて重要な場所となる、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンにスペースを構えているからです。

元々はケルンと、ボンにあった別々のギャラリーでした。一緒に働くことがあった二人のギャラリストは1998年に二つのギャラリーを一つにすることを決断します。そして誕生したのがSprüth Magersなのです。

ベルリンにあるスペースはかつてダンスホールだった広大な空間です。そこにはスケールの大きい作品を展示することが多く、その大きさに驚かされるでしょう。

このようなギャラリーですが、天井の高いスペースと、通常サイズのスペースがあり、基本的に二つの展覧会を同時に開催しています。

取り扱うアーティストは世界的に著名アーティストが多く、例えば、John Bock、John Baldessari、Bernd & Hilla Becher、Gilbert & George、Cindy Sherman、Peter Fischli and David Weissなどのアーティストがベルリンのスペースで展示を行っています。

また既に大御所と言われるようなアーティストだけでなく、中堅から若手のアーティストの展示も行っています。例えば、ドイツ版ターナー賞にあたる国立美術館賞の受賞者であるCyprien Gaillardや、ノミネートアーティストのAndro Wekuaの展示も行っており、世界のアートの現在を感じられるギャラリーでもあるのです。

Sprüth Magers

アドレス:Oranienburger Straße 18, 10178 Berlin

休廊日:日、月

Website:Sprüth Magers

ベルリンの現代アートの美術館はこちらの記事で紹介しています。

ベルリンで必見の現代アートのイベントについては、こちらの記事で紹介しています。

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