2025年2月13日ミュンヘン市内で、1台の車がデモ隊の群衆に飛び込む事件が発生しました。多くの負傷者が出ており、数日後に死亡したた負傷者も出ています。
残念ながら、今回逮捕されている犯人はアフガニスタン出身の難民希望者です。
昨年より難民や難民希望者による犯行が連続しており、ドイツでは難民や移民への不安の声が広がっており、それが国政選挙に影響を与える可能性があります。
(2025年2月15日更新)
事件についての情報
事件内容:1台の車が意図的に、組合によるデモの群衆に飛び込む
事件現場:ミュンヘン市内中心部の地下鉄Stiglmaierplatz出入り口周辺
発生時刻:2025年2月13日(木)10:30
死者:2名(37歳の母親と2歳の娘)
負傷者:約30名の負傷者
犯人:事件現場で逮捕、24歳のアフガニスタン国籍の男性で、2016年に渡独した難民希望者
ドイツで最近発生したテロと関連するとされる事件
ゾーリンゲンの事件(2024年8月23日)
概要:イベント会場で、無差別に多数の殺傷のために、ナイフで襲った事件
事件現場:ゾーリンゲン中心部の広場
死者・負傷者:死者3名、負傷者約8名
犯人:26歳のシリア国籍の男。難民の申請を行なっていたが、2023年に難民申請は不可となっていた。
マグデブルクの事件(2024年12月20日)
概要:クリスマスマーケットを1台の車が猛スピードで走り抜けた事件
事件現場:マグデブルクのクリスマスマーケット
死者・負傷者:死者6名、負傷者約300名
犯人:サウジアラビア出身の50歳の医師で、2006年よりドイツ在住と多数のメディアで報道あり。サウジアラビアでは反イスラム教で、それが理由でサウジアラビアを去り、ドイツでは難民のサポートや反イストラムのアクティスビストとして活動。
アシャッフェンブルクでの事件(2025年1月22日)
概要:公園内で刃物によって複数名が刺された事件
事件現場:バイエルン州アシャッフェンブルクの市内中心部の公園
死者・負傷者:死者2名、重症者3名
犯人:既に逮捕、28歳のアフガニスタン国籍の男性(動機については今のところ不明。続報によれば、精神科の治療を受けていたとのこと)
現在ドイツが抱える問題と事件がもたらすこと
市民が問題点として考えている点
- 治安の悪化
- 難民・難民希望者による連続する事件
- ドイツ政府の難民の対応
今後考えられる動き
- ドイツ政府による移民・難民への強い対応
- 2025年2月ドイツ総選挙で、移民・難民対策を取る政党の躍進
ドイツ旅行で考えておきたいこと
- 人が多く集まるイベントなどに参加する場合に気を付ける
- 事件に巻き込まれた際に通報や連絡する方法の確認(警察や、在ドイツ日本大使館への連絡方法の確認)
ドイツの警察と消防・救急の電話番号
警察: 110
消防・救急: 112
デュッセルドルフ日本領事館のホームページにはドイツの通報先などについて改正をしています。
ドイツの治安については、こちらの記事で紹介しています。