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ライプツィヒで必見のクリエティブなスポット「シュピネライ」

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ベルリンから日帰りで訪れる大都市の一つにライプツィヒがあります。ライプツィヒはクラシック音楽のバッハが活動していたことでも知られています。またドイツでも有名なオーケストラがライプツィヒに拠点を構えており、ドイツ東部を代表する文化都市なのです。

このように音楽で有名な街なのですが、最近では美術でも世界的に知られるようになってきました。その中心となっているのはシュピネライと呼ばれる巨大なスペースです。こちらの記事では、そんなシュピネライについて紹介したいと思います。

ドイツ最大の紡績工場だった場所シュピネライ

シュピネライが位置するはライプツィヒ東部の工場が集まるエリアです。そもそもシュピネライとはドイツ語で紡績工場を意味しており、そこでは多くの糸を生産していました。この場所で紡績工場が稼働し始めたのは19世紀末のことで、当時はヨーロッパ最大規模のものだったのです。10ヘクタールの敷地には4000人もの人々が働く巨大な工場でした。

ドイツが東西に分断された後は東ドイツ側で生産を続けていましたが、ドイツ再統一後に国際的な競争に晒されることになります。そして1993年に生産を終えることになり、シュピネライでは、それまでとは異なるものを生み出すようになったのです。

閉鎖された工場に集まった多くのアーティスト

広大な工場が利用されなくなった後、その広大な敷地を利用し始めたのはアーティストたちでした。その広さを活かして、アトリエとして利用するようになります。そして、いつしかアーティストたちの作品を展示するスペースやギャラリーもシュピネライに拠点を構えるようになりました。

今では職人が工房として活用したり、映画館として利用されていたり、またイベントホールとしても使われているのです。そのためライプツィヒ随一のクリエイティブなスペースであり、アーティスト、美術作品を扱う人、職人、クリエーターが集まる重要なコミュニティーとなっているのです。

シュピネライで楽しめるアートと建築空間

シュピネライを訪れると、そこに建ち並ぶのは多くの煉瓦造りの建物です。その間の道には、荷物を運搬していた鉄道の線路が残されています。そんな場所にはいくつかのギャラリーとして使われている建物が建ち並んでいます。そこに足を踏み入れると、見ることができるのは壁にかけられた巨大な作品です。そして様々な美術作品を楽しむことができるでしょう。

また一部の展示施設では、工場として使われていた圧倒的な空間を体験することができます。広がる背の高い空間には思わず息を飲んでしまうかもしれません。ここでは美術作品と建築空間の素晴らしい組み合わせを存分に楽しむことができるのです。

お勧めのイベント「ルンドガング」

このようなシュピネライでは「ルンドガング」と呼ばれるイベントが開催されています。その際にシュピネライにあるギャラリーやアートスペースが同時にオープンするため、多くの展示を楽しむことができるのです。

それだけでなくシュピネライを利用するアーティストの多くがアトリエを解放して作品を展示することになり、アーティストと直接話すこともできるのです。そのため「ルンドガング」に訪れれば、よりアートを楽しむことができるでしょう。もしシュピネライを訪れるのであれば、「ルンドガング」の開催日に訪れることをお勧めします。

ライプツィヒを訪れるなら必見のシュピネライ

ドイツには多くの美術館や文化施設があります。しかしシュピネライのように一つの場所に多くのギャラリーやアーティストのアトリエが集まっているところは珍しいでしょう。他の街であれば、ギャラリーは街の各所にあり、ギャラリーとアトリエが異なる敷地にあることが一般的です。一方でシュピネライは一ヶ所にまとまっているため、日帰りのように時間が限られていても、多くのギャラリーやアトリエを訪れることができます。

ライプツィヒでアートを満喫にしたい人にはお勧めの場所となっています。もちろん歴史を感じさせる建物や広大な空間は観光にもぴったりの場所です。ライプツィヒを訪れるなら、ぜひシュピネライも訪れてみてください。

シュピネライ / Spinnerei

アドレス:Spinnereistraße 7, 04179 Leipzig

開館時間:施設により異なる

入場料:ギャラリーなどは無料

Website;シュピネライ

(2025年1月確認)

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