ドイツを旅行を考えると気になるのはドイツの物価でしょう。コロナウイルスの蔓延、そしてロシアとウクライナの戦争と景気は悪くなっています。その影響により物価は急激に情報しています。ここ数年ドイツで頻繁に起きているストライキも、物価上昇に対応した賃上げのためによるものです。
今回(2025年1月)ドイツの物価を調べてみましたが、手元にある2019年の価格の記録と比べると上昇しています。たった6年でドイツの物価が大きく変わったことに驚かされるほどです。
今回は掲載するのはベルリンでの価格で、その価格は他のドイツの街と比べると比較的安いと言えるかもしれません。ですので掲載した価格は参考価格で、ドイツでも比較的安めの価格として考えた方が良いでしょう。
それでは、こちらのドイツの物価の掲載をドイツでの滞在の参考にしてください。
乳製品や肉などのドイツでの価格
日本と比べると比較的ドイツでの乳製品の価格は多少安く感じられるでしょう。ただし牛乳やチーズなどは安いのですが、ヨーグルトは同じくらいの価格と言えるかもしれません。
肉については2019年の価格がわからないため比較はできないのですが、ここ数年価格は値上がりしています。なお鶏肉は日本と比較すると、高く感じられると思います。
商品名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
牛乳1リットル | 1.15ユーロ | 1ユーロ以下 |
ヨーグルト4個パック(Elinas) | 2.15ユーロ | 1.5ユーロ |
カマンベールチーズ(150g) | 2ユーロ | 2ユーロ |
卵(10個パック/Rewe beste wahl) | 2.6ユーロ | 過去データ無し |
豚肉(肩肉400グラム) | 3.8ユーロ | 過去データ無し |
鶏肉 (胸肉330グラム) | 5ユーロ | 過去データ無し |
牛肉 (ランプステーキ250グラム) | 5.8ユーロ | 過去データ無し |
ドイツでの海産物の価格
ドイツのスーパーマーケットには海産物コーナーはほとんどありません。一般的に売られているのはスモークサーモン、冷凍品、そして缶詰だけです。そのため海産物は日本と比較すると高い価格に感じられるでしょう。
商品名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
スモークサーモン(200グラム) | 4.79ユーロ | 過去データ無し |
サーモン切り身(250グラム) | 6.49ユーロ | 過去データ無し |
カニカマ(200グラム) | 2.99ユーロ | 過去データ無し |
ツナ缶(56グラム) | 1.59ユーロ | 過去データ無し |
ドイツでの野菜の価格
野菜は日本に比べると、多少安く感じられるでしょう。じゃがいもは多くの種類があり、種類ごとに値段も変わってきます。安いものを買えば、安く済ませることができるでしょう。キュウリは日本と比べるとかなり大きく、日本の2本分に相当する大きさがあります。そのため2本と考えれば、安く感じられると思います。(季節により値段は変動します)
商品名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
じゃがいも Kartoffeln Venezia (1.5キロ) | 1.99ユーロ | 過去データ無し |
ネギ(一束) | 0.75ユーロ | 過去データ無し |
セロリ(一株) | 1.39ユーロ | 過去データ無し |
トマト(250グラム) | 1.12ユーロ | 過去データ無し |
ラディッシュ(一株) | 0.85ユーロ | 過去データ無し |
ルッコラ(125グラム) | 0.99ユーロ | 過去データ無し |
キュウリ(1本) | 0.65ユーロ | 過去データ無し |
ドイツでの果物の価格
果物は日本に比べると、比較的安く感じられるでしょう。キロ売りの果物などがあり、まとめて買えば基本的に安いです。過去との値段は比較できませんが、ここ数年値上がりはしていない印象があります。
(季節により値段は変動します)
商品名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
バナナ(200グラム) | 0.4ユーロ | 過去データ無し |
パイナップル(小) | 1.99ユーロ | 過去データ無し |
レモン(1個) | 0.8ユーロ | 過去データ無し |
リンゴ Gala(1個) | 0.75ユーロ | 過去データ無し |
オレンジ(2キロ) | 3.49ユーロ | 過去データ無し |
ミニスイカ | 3.99ユーロ | 過去データ無し |
ドイツでのお菓子の価格
ドイツではスナック菓子やチョコレートが高く感じられるでしょう。チョコレートの価格は最低でも1ユーロを越えています。グミも大体最低1.2ユーロです。
ハリボー(グミ)は、2023に10パーセントの値上げをしており、ここ数年で値段が上昇しています。以前は1ユーロ以下だったので、値段が高くなったことを実感します。
最も値上がりを感じるのは大手メーカーのチョコレート、リッターシュポルトです。以前は1ユーロ前後でした。去年(2024年)は1.5ユーロで徐々に値上がりしましたが、昨年からの値上がりに驚いています。
商品名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
チョコレート(リッターシュポルト Alpenmilch味100g) | 1.89ユーロ | 過去データ無し |
グミ(ハリボー Goldbären 175g) | 1.2ユーロ | 過去データ無し |
プリングルス | 3ユーロ | 過去データ無し |
ポテトチップス (Lay’s 150グラム) | 2ユーロ | 過去データ無し |
ドイツでの飲み物の価格
ドイツで物価が上昇しているなかで、ビールは現在も安価です。多くの飲み物はペットボトルやビンの容器の価格が含まれており、それは返却する際に戻ります。そのためデポジットと呼ばれる容器代の分だけ、日本と比べると高く感じられるでしょう。
個人的に最も高く感じられるのは自販機のジュースです。これは以前に比べると50セントも値上がりしているため、とても高く感じられます。
商品名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
自販機のジュース(0.5リットル ペットボトル 駅構内) | 2.5 ユーロ | 2ユーロ |
ビール(becks 0.33リットル デポジット混み) | 0.9ユーロ | 過去データ無し |
コカコーラ (1リットル デポジット混み ) | 1.6ユーロ | 過去データ無し |
ミネラルウォーター(0.5リットル デポジット混み) | 0.7ユーロ | 過去データ無し |
レッドブル (0.25リットル デポジット混み) | 1.4ユーロ | 過去データ無し |
ドイツでのタバコの価格
私は喫煙者ではないため、詳しくわからないのですが、ドイツでは巻きたばこを利用する人が多い印象があります。その理由は箱で売られているタバコがとても高いからです。
ドイツでマルボロを1箱買えば10ユーロ以上もします。そのため比較的安く済ませられる巻きたばこを利用する人が多いようです。そんな巻きたばこも2019年に比べると、40パーセント以上値上がりしており、愛煙家には厳しい現状です。
商品名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
たばこ(巻きたばこのたばこ30グラム) | 6ユーロ | 4ユーロ |
たばこ1箱 (マルボロ/ゴールド30本) | 12ユーロ | 過去データ無し |
フィルター 1箱 | 1.2ユーロ | 1ユーロ |
巻きたばこの紙 | 1.2ユーロ | 1ユーロ |
ドイツでのコンサート、美術館、博物館の価格
こちらは2019年のデータがわからないため、どの位値上がりしているかはわかりません。ただし2023年までは比較的安い値段でした。しかし2024年にベルリンの美術館や博物館では値上げを行っています。
ベルリンの自然史博物館は2023年の入場料は8ユーロでしたが現在は11ユーロになっています。絵画館は10ユーロでしたが現在は12ユーロになっています。どちらの施設も以前は割安感が感じられましたが、今では割安感は全く感じられません。
施設名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
自然史博物館 | 11ユーロ | 過去データ無し |
ペルガモン博物館 | 現在休館中 | 過去データ無し |
ハンブルガーバンホフ現代美術館 | 14ユーロ | 過去データ無し |
絵画館 | 12ユーロ | 過去データ無し |
ベルリンフィル (最上位シートカテゴリー 1) | 現在確認中 | 過去データ無し |
ベルリンフィル (立ち見席) | 現在確認中 | 過去データ無し |
ベルリン国立歌劇場 (演目により価格は大きく異なります | 10〜160ユーロ | 過去データ無し |
ドイツでの交通費
ドイツの公共交通機関は交通機関ごとに会社が分かれているわけではありません。また電車、地下鉄、バス、路面電車を共通のチケットで利用でき、街の大部分に訪れることができます。
そのため1日乗車券を利用すると、安く色々な場所に訪れることができるでしょう。そんな1日乗車券は日本の交通事情を考えると安く感じられます。しかし2019年はもっと安く、とても安価でした。今では30パーセント近く値上がりしているため以前の安さに驚かされます。
チケット名 | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
ベルリン交通局(abcゾーンチケット) | 4.7ユーロ | 3.4ユーロ |
ベルリン交通局(ショートチケット) | 2.6ユーロ | 1.7ユーロ |
ベルリン交通局(1日乗車券) | 10.6〜12.3ユーロ | 7〜7.7ユーロ |
タクシー料金(初乗り) | 4.3ユーロ | 3.9ユーロ |
タクシー料金(1kmあたり /最初の3キロ) | 2.8ユーロ | 2ユーロ |
タクシー料金 (1 kmあたり3キロから7キロ) | 2.6ユーロ | 過去データ無し |
タクシー料金 ( 1kmあたり / 7キロから) | 2.1ユーロ | 1.5ユーロ |
ドイツでの外食の価格
2019年以前は外食の価格は日本と同じくらいの印象がありました。しかし2025年に日本とドイツを比較すると、ドイツは圧倒的に高く感じられます。
以前は屋台で食べる際は気軽に食べられる値段でした。ですが、今ではそれほど気軽な価格ではありません。感覚的には以前の外食の値段とも言えるくらいです。
特にベルリンは外食費用が安かったのですが、それが値上がりによって、50パーセント以上の値上がりとなっています。個人的に最も値上がりを感じられるのが外食の価格でした。
飲食店名など | 2025年の価格 | 2019年の価格 |
一般的なランチ | 10ユーロ以上 | 10ユーロ以下 |
一般的なディナー | 20ユーロ以上 | 15ユーロ以上 |
ビックマック (単品) | 6.09ユーロ | 過去データ無し |
ビックマック (セット) | 9.79ユーロ | 過去データ無し |
人気店のチキンケバブ | 7.1ユーロ | 3.9ユーロ |
人気店のベジタブルケバブ | 6.3ユーロ | 3.5ユーロ |
人気店のカリーヴルスト | 2.7ユーロ | 2ユーロ |
人気店のフライドポテト | 2.7ユーロ | 1.8ユーロ |
ドイツ旅行で気になることを、こちらの記事で紹介しています。