ベルリンでの年越し
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ドイツで気を付けたい年越しの花火

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2025年に年が変わり、ドイツで大きな話題となっていることがあります。それは年越しの花火です。ドイツでは年越しの際に多くの人が花火を打ち上げて、お祝いをします。しかし年々、花火の打ち上げがエスカレートしており、様々な問題が発生しているのです。

そして、2025年の年明けの際に花火による死者が出てしまいました。またソーシャルメディアでは、花火によって火災が発生するショッキングな映像が拡散され、大きな話題となっています。こちらの記事では、そんなドイツの年越しの花火と、その余波について解説したいと思います。

ドイツの年越しの花火の問題

私自身も年越しの花火は危険だと常日頃思っていました。毎年ベルリンで年越しを迎えていますが、ベルリンの年越しは戦場のようになっているからです。多くの人はサイズや種類を問わず、好き勝手に花火を打ち上げます。

打ち上げ場所を考えない人もおり、人混みの中で花火を点火する人さえいます。それも適当に打ち上げるため、意図せぬ方向に飛び込むことがあり、人混みの中に飛ぶことも少なくありません。

それだけでなく意図的に花火を人混み、建物、そして警察官に向けて打ち上げる人さえおり、年越しの花火が楽しめる状態でなくなっているのです。

(下記の写真は私が住む集合住宅のゴミ捨て場で、2024年の大晦日の様子です。建物の中で焼け焦げた匂いが漂っていました。外に出てみると、焼け焦げたゴミの収集ボックスがありました。おそらく誰かが花火を投げ込んだのか、花火を消さずに収集ボックスに捨てたのでしょう。)

大晦日にボヤとなった私が住む集合住宅のゴミ捨て場。

2025年の年越しに花火による負傷者続出

年越しの花火については過去にも話題となっていたのですが、2025年は例年以上に話題となりました。なぜなら複数の死者が出て、負傷者も多く出てしまったからです。

新年の花火の打ち上げの死者はドイツ全土で5人も出ています。負傷者はベルリンだけでも363人に上ります。前年に消防隊員が出動した事故は300件でしたが、今年はおよそ1900件と激増したと報道されています。

それだけでなく警察や救急隊員に対して花火を使った攻撃も多数報告されています。そして新年と大晦日にベルリンで勾留されたのは300人にものぼったのです。

ソーシャルメディアに共有された危険な映像

花火に関連した事故数が激増している一方で、危険な花火の打ち上げの映像がソーシャルメディアで多く拡散されました。その中で最も物議を醸し出したのが、ドイツを旅行で訪れたインフルエンサーが、花火を住宅の中に打ち込むものでした。

通りから打ち上げられた花火は、開いていた窓から家の中に飛び込み、室内で爆発したのです。そんな様子をインフルエンサーはソーシャルメディアにポストしていたのです。最終的にインフルエンサーはドイツを出国する際に逮捕されたのですが、多くの人が年越しの花火を危険だと明確に意識するきっかけにもなりました。

年越しの花火の禁止の請願

ドイツメディアの報道によれば、幾つかのホームページでは打ち上げ花火の禁止を訴えるオンラインの請願が始められ、多くの署名が集まっています。その一つは警察の組合が始めたものですが、新年からわずか7日しか経っていない1月7日の時点で170万人を越える署名が集まっています。

そのため今後打ち上げ花火に対して何らかの規制が設けられる可能性があります。いずれにせよ、署名の数からみてわかるように、既に多くの人が年越しの花火は限度を越えていると感じているのです。

多くの署名が集まっているオンライン請願のページ

私が2025年に訪れたのは博物館島で、他の場所に比べれば大人しい場所です。それでも、映像のように、距離を気にせずに人混みの中でロケット花火を上げるルールを守らない人が見られました。

ドイツで年越しの花火には要注意

ドイツ旅行に合わせて、ドイツで年越しを祝いたいと考える人もいでしょう。ですが、私はお勧めしません。特にベルリンでは以前から危険な花火の打ち上げの報告が多くありました。今年の死者数、負傷者数、そして事故の件数は、新年の花火の打ち上げの危険さを指し示すものとなっています。

花火の打ち上げの様子を楽しむのであれば、窓を閉じた室内からの方が良いでしょう。なぜなら花火の打ち上げをする場所だけでなく、市内の移動も危険だからです。タクシーであっても、通りを走る車に花火を撃ってくる人もいます。地下鉄の駅の構内であっても、場所を考えずに花火を点火する人さえいます。それぐらい新年の花火は度を越えた状態なのです。

花火の後に残された、燃えたクリスマスツリー。飲み散らかされたあとからわかるように、お酒を飲みながら花火で祝う人が多いです。

まとめ

ちなみにドイツでは花火に対する規制があります。花火を購入できるのは年末の限られた期間のみです。そして個人の花火の打ち上げは年末年始にしかできません。そんな限られた機会が失われるとしたら、それは残念なことです。

しかし、年越しの花火の打ち上げは楽しめる限界を超えています。またテロへの不安も高まるなかで、花火も警戒の対象として考える時が来ていると思います。いずれにせよ、旅行者だと現状がわかりにくいかもしれません。ぜひこちらの記事を参考にして、年越しの花火を見に行くことを考え直してもらえば、幸いです。

注:ドイツの花火の規制については、ドイツ警察のページを参考にしました。

ドイツの治安については、こちらの記事で紹介しています。

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