ベルリンを旅行する場合、多くの人は市内中心部の観光スポットを訪れることになるでしょう。しかしベルリンで街の中心部ばかりを訪れるのは、少しもったいないかもしれません。なぜなら郊外には多くの自然が残されており、それを楽しむことができるからです。
そんなベルリンで自然を楽しむのにお勧めしたいのはミューゲル湖へと行くことです。訪れやすいにもかかわらず、湖を囲むように森が広がり、湖から流れる川があるなど、自然を満喫できる場所となっています。そこで、こちらの記事ではミューゲル湖や周辺の自然や魅力について紹介したいと思います。
ベルリン中心部から気軽に訪れられる湖
ミューゲル湖が位置するのはベルリンの東部の郊外のエリアです。ベルリン中心部にはシュプレー川が流れていますが、その20キロほど上流にあるのがミューゲル湖です。湖の大きさは幅はおよそ2.５キロほどのもので、ベルリンにある最大の湖となっています。
郊外に位置していますが、近くには住宅街などもあり、電車、バス、路面電車など多くの交通手段が揃っています。電車を使えば、1時間ほどで訪れることができます。いずれの交通手段も本数があるため、乗り換え数や必要となる時間を考えて利用する交通手段を選ぶことがでできるでしょう。距離から考えると決して近いわけではありませんが、交通アクセスや、その選択肢の豊富さから、気軽に訪れられる場所なのです。
湖が生み出す美しい景観
ミューゲル湖で何より素晴らしいのはその景観です。首都の一部とは思えないような風景が湖周辺は広がっています。そこに広がっているのは、静かな湖面とそれを囲む緑豊かな森の組み合わせです。
ベルリンには多くの湖がありミューゲル湖以外でも水辺を楽しめる場所があります。しかし開発のために観光客向けの施設が多く、多くの人が訪れるため、落ち着けない場所もあるのです。一方ミューゲル湖は、かつて東ドイツ側であったこともあり、過度な開発は行われていません。湖岸の大部分も未開発の森に覆われており、落ち着いた美しい景観を楽しむことができるでしょう。
川岸では落ち着いた雰囲気を満喫
ミューゲル湖はベルリンへと流れる川の上流にもなっています。湖から流れる川も森に覆われており、川沿いの風景を楽しみながら散歩を楽しめるような道が整備されています。そのような道を歩いていくと、森の中から見る水際の風景を楽しむことができるでしょう。
川辺では散策をする人を見かける程度で、落ち着いた時間を楽しむことができます。そんな場所でたたずめば、目に見えるのは静かに流れる川の流れです。ここでは自然に囲まれながら、ゆったりと流れる川の眺めを楽しむことができます。そして日常生活や日々のストレスを忘れて、リラックスすることができるでしょう。
サイクリングに最適な場所
一方、湖周辺に広がる森には遊歩道や自転車が利用できる道が整備されています。そのため自転車を使って湖を一周することもできます。湖周辺に整備された道を自転車で進めば、緑のトンネルを通り抜けることになり、たっぷりと自然を感じられるでしょう。
サイクリングロード以外に湖岸へと抜ける遊歩道もあります。そうした脇道を使って湖岸へと辿り着けば、美しい風景を独り占めをすることもできるでしょう。もし夏の季節にベルリンを訪れるなら、ミューゲル湖にサイクリングすることをお勧めします。ここでは都会の喧騒から離れて自然の中でサイクリングを楽しむことができるはずです。
夏だけでなく冬でも楽しめるミューゲル湖
美しい景観を楽しめるのは夏だけではありません。ベルリンの冬は厳しく、1月から2月にかけてが気温が下がり、氷点下の日が続くことがあります。そうなると湖が完全に凍結することもあるのです。凍結した湖が見せるのは夏とは全く異なる姿です。湖面は真っ白な氷に覆われ、銀世界を楽しむことができます。
緑に覆われた夏の風景も美しいですが、凍結した湖の風景もとても美しいです。凍結した湖面を歩いたり、スケートをする人も多くいますが、氷が割れて湖に転落する事故がも起きています。個人的には氷の上を歩くことはお勧めしませんので、湖岸を歩いたり、風景を楽しむだけにした方が良いでしょう。
ベルリンで自然を楽しむならミューゲル湖
ミューゲル湖周辺には多くの自然が残されており、水辺の風景や緑豊かな森を楽しむことができます。ベルリン中心部からわずか1時間足らずで訪れるため、半日ほどのスケジュールで訪れることができます。そのため市内中心部ばかりでなく、郊外を訪れたいのであれば、ぴったりの場所です。
ベルリン観光に合わせて、ミューゲル湖もぜひ訪れてみてください。きっと美しい自然によって心が癒されて、旅行の素晴らしい思い出になると思います。
冬のミューゲル湖の様子を動画で撮影してきました。湖の雰囲気を感じられると思います。
ベルリンには多くの観光スポットがあります。その中でも特にお勧めの場所をこちらの記事で紹介しています。
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