世界遺産にも指定されているベルリンの博物館島。ベルリンには多くの観光スポットがありますが、その中でも指折りの観光スポットと言えるでしょう。
そんな博物館島には5館の美術館や博物館があります。中でも最も人気があるのがペルガモン博物館です。そこでは巨大なスペースを利用して建物内で建造物を見せるという迫力のある展示を行っています。
今回はそんな博物館島のペルガモン博物館について紹介したいと思います。
博物館島にあるペルガモン博物館

ペルガモン博物館があるのはベルリン中心部を流れるシュプレー川の中洲部分です。そこには5館の博物館が集まっており、周辺は博物館島と呼ばれています。
この近くにはベルリン大聖堂や再建されたベルリン王宮もあり、昔からのベルリンの中心部となっている重要な場所です。ペルガモン博物館が建つのはそのような一角です。シュプレー川の川岸に立つと、その重厚な建物を目にすることができるでしょう。
博物館島についてはこちらの記事で紹介しています。
ペルガモン博物館の見所1、ペルガモンの大祭壇

ペルガモン博物館の最も重要なコレクションは、博物館の名前にもなっているペルガモンの大祭壇です。現在のトルコに紀元前に建てられた建物で神殿のような形となっています。
特に重要なのは建物の外壁のレリーフ。そこにはギリシア神話に登場する戦いの様子が描かれています。迫力のある素晴らしい展示なのですが、残念ながら現在は展示室の工事のために見ることができません。工事は2013年から始まっており、少なくとも2027年まで工事が続けられるそうです。
ペルガモン博物館の見所2、ミレトスの市場の門

ペルガモン博物館の中には他にも印象的な建造物が展示されています。それは現在のトルコにあった都市ミレトスの市場の門です。ミレトスはエーゲ海に面していたため、紀元前の頃にはギリシアの植民地がありました。そのため、こちらの建物にもギリシアの文化が色濃く現れています。
建物は屋外に建てられていた時のままに展示されているため、ギリシアなどの遺跡のなかに迷い込んだような印象を感じることができるでしょう。
ペルガモン博物館の見所3、バビロンの城門

その他のペルガモン博物館の見所は古代都市バビロンの城門です。バビロンは紀元前に現在のイラクにあった都市で歴史の授業で習ったことを覚えている人も少なくないでしょう。
ペルガモン博物館では、そんなバビロンにあった城門を復元して展示しているのです。こちらの建造物は街を守る城壁も兼ねているため高さがあり、それに圧倒されるでしょう。そして屋内で展示を見ているとは思えなくなるかもしれません。
ペルガモン博物館訪問の際に気を付けたいこと、混雑具合と展示物の修復

(2023年から休館となり、2027年に再オープンが予定されています。)
ペルガモン博物館で展示を見るにあたって特に気を付けて欲しいのは混雑具合と展示物の修復などです。ペルガモン博物館は特に人気があるため、週末や夏季休暇の際には非常に混雑します。
時には入場制限のため待たされることもあるので注意してください。また既に取り上げたように、ペルガモンの祭壇がある展示室は工事のため鑑賞することができません。
こうした工事や修復は頻繁に行われているので、見ることができない展示物が出てきます。予め何を鑑賞できるか確認しておくと良いでしょう。
ペルガモン博物館/Pergamonmuseum
アドレス: James-Simon-Galerie, Bodestraße 10178 Berlin (ペルガモン博物館の入り口はJames-Simon-Galerieになっています)
入館料: ー
開館時間: ー
休館日: ー
Web-Site: ペルガモン博物館
(2024年7月確認)
ベルリンには多くの素晴らしい美術館や博物館があります。その中でも特にお勧めのところについては、こちらの記事で紹介しています。
ベルリンで穴場の観光スポット、ベルリンの壁、蚤の市、美術館や博物館などの観光ガイドを行っています。もし興味がありましたら、こちらよりご連絡ください。