2026年1月3日(土)午前にベルリン南西部で大規模な停電が発生しました。停電の影響は大きく、4万戸以上の住宅で停電が発生しており、停電は木曜日まで続くとドイツのニュースでは報じられています。こちらの記事では、停電の理由やその影響などについて、紹介します。
1月3日にベルリンで発生した停電の概要
発生日時:2026年1月3日(土) 午前6時後頃
原因:火力発電所近くの運河にかかる高圧ケーブルの火災(極左グループが犯行声明を発表)
停電のエリア:ニコラスゼー / Nikolassee、ツェーレンドルフ / Zehlendorf、ヴァンゼー / Wannsee、リヒターフェルデ / Lichterfelde
停電家屋数;約4万5千戸
復旧予定日:2026年1月8日(木)頃
Berliner Morgenpost(ベルリンの新聞)による被害エリアのマップ

被害エリア付近( google map)
極左グループが犯行声明を発表
今回の大規模停電については、極左グループのVulkangruppe(ヴォルカングルッペ)が犯行声明を出しています。
新聞の報道によれば、犯行声明で犯人しかわからない現場や停電のケーブルの状態について触れているため、Vulkangruppeが犯行を行った可能性が高いです。
犯行声明では化石燃料使用についての抗議であると述べています。また停電したエリアは郊外の高級住宅地であるため、裕福な人たちが被害に遭うことに同情はないとしています。
なおVulkangruppeは2021年と2024年にベルリン近郊にあるテスラの工場で火災が発生した際に、放火の犯行声明を出しています。2025年にも変電所に放火して富裕層を狙った事件も起こしています。そして同年ベルリン東部で発生した大規模な停電も同グループが引き起こしたと疑われています。
( tagesspiegel参照)
ベルリン観光への影響
公共交通機関
ベルリン・ポツダム間の鉄道路線で運行制限
大規模な停電のエリアはベルリンとポツダムを結ぶ鉄道の路線が走っています。 Sバーンの停電エリアを走る路線は一部運休しており、当該エリアは代替交通機関が運行しています。また当該エリアのMexikoplatz駅、Schlachtensee駅、Nikolassee駅には停車しません(2026年1月5日現在)。
ベルリンからポツダムへと向かう場合には、 Sバーンでなくドイツ鉄道のRE1 を利用することができます。
文化施設の開館状況
ヴァンゼー会議記念館は現在休館中、リーバーマン邸は臨時休館
停電エリアにはヴァンゼー会議記念館とリーバーマン邸があります。ヴァンゼー会議記念館は現在リノベーション工事で休館中です。リーバーマン邸の開館状況は停電のため臨時休館となっています。










