ドイツ南部には、絵本のように美しい街や歴史ある城下町が点在しています。
そんな南ドイツを効率よく巡るなら、鉄道を使った旅がおすすめ。
主要都市を結ぶドイツ鉄道(DB)は本数が多く、移動中も雄大なアルプスや田園風景を楽しめます。
本記事では、ミュンヘンを拠点に南ドイツの代表的な都市を巡る5泊6日のモデルコースを紹介。
さらに、バイエルンチケットなどのお得なきっぷや乗り換えのコツ、トラブル時の対処法まで詳しく解説します。
なぜ南ドイツの都市巡りに「鉄道移動」が最適なのか?

南ドイツを旅するなら、鉄道を使った移動が断然おすすめ。
その理由は、以下の通りです。
- 観光都市が比較的近く、鉄道網が発達している
- 自然豊かな車窓風景を楽しめる
- 駅周辺にホテルや観光スポットが集まり、移動がスムーズ
- 運転のストレスがなく、自由な旅ができる
主要都市を結ぶ列車の本数が多く、アクセスも快適。特にミュンヘンを拠点にすれば、ロマンチック街道やアルプス方面などへの日帰り旅行も可能です。
車窓から広がる田園風景を眺めながら、のんびりと列車の旅を楽しみましょう。
ドイツ鉄道(DB)の魅力と利便性
ドイツ全土を網羅するドイツ鉄道(DB)は、旅行者にとって心強い存在です。
南ドイツの主要都市であるミュンヘン、ニュルンベルク、アウクスブルク、ウルムなどは高速列車(ICE・IC)で密接に結ばれています。
毎日2万本以上と運行本数が多く、遅延があっても代替便を見つけやすいのが特徴。
バイエルンチケットやジャーマンレイルパスなどのお得なチケットも外国人旅行者に人気です。
バイエルンチケットは、ドイツのバイエルン地方の交通機関(列車、バス、トラム、地下鉄)が1日乗り放題。ジャーマンレイルパスなら、ドイツ全国の長距離列車も利用可能です。
さらに、ドイツ鉄道の高速列車(ICE・IC)は快適性にも定評があります。
車内には車両によって無料Wi-Fiや電源コンセントが完備され、長旅を静かに楽しみたい人向けの「Quiet Zone」も設けられています。
DB Navigatorアプリでは時刻表や運行状況、ホーム番号の確認がリアルタイムでできて便利です。
ドイツ鉄道を利用すれば、ミュンヘンからフュッセンやニュルンベルクなども効率よく快適に巡ることができます。
旅の拠点「ミュンヘン」の交通利便性
南ドイツ観光の中心地「ミュンヘン」は、鉄道旅の拠点として理想的な街です。
市の中心に位置するミュンヘン中央駅(Hauptbahnhof)は、国内外の主要都市を結ぶハブ駅で、ICEやIC、地域列車(RE・RB)などが次々と発着します。
駅構内には、観光案内所やスーパーマーケット、カフェが並び、旅の準備や乗り継ぎもスムーズ。
ミュンヘン中央駅からは、ロマンチック街道方面へのアクセスも抜群です。
フュッセン行きの列車に乗れば、約2時間でイシュヴァンシュタイン城の玄関口に到着します。
また、ザルツブルクやレーゲンスブルクなどへのアクセスも良好。
都市間移動だけでなく、近郊の日帰り観光にも便利です。
ミュンヘンを拠点に鉄道で巡れば、南ドイツの魅力を余すところなく味わえるでしょう。
【モデルコース】南ドイツ鉄道の旅 5泊6日

南ドイツ鉄道の旅は、移動時間を観光に変えるように計画すると効率よく名所を巡りながら充実した6日間に。
ここでは、南ドイツを代表する街々を鉄道で巡る5泊6日のモデルコースを紹介します。
- 1日目・2日目:バイエルン州の中心地「ミュンヘン」
- 3日目:ロマンチック街道の異色な宝石「ネルトリンゲン」
- 4日目・5日目:ドイツ第2の都市「フランケン地方の中心」
拠点となるミュンヘンから、ロマンチック街道の古都やフランケン地方へと足を伸ばせば、南ドイツの多彩な魅力を効率よく味わえます。
各都市の主要観光地やアクセス方法も合わせて見ていきましょう。
1日目・2日目:バイエルン州の中心地「ミュンヘン」
南ドイツ観光の出発点「ミュンヘン」は、文化と歴史が融合した洗練の街。
ミュンヘン中央駅から地下鉄やトラムを使えば、マリエン広場や新市庁舎などの名所へ簡単にアクセスできます。
1日3回広場から見られる時計台の仕掛け人形ショーは観光の定番。さらに、バイエルン王家の居城であったレジデンツやドイツ博物館などでは、バイエルン王国の歴史や文化を感じられます。
夜はライトアップされた新市庁舎や旧市街を散歩し、街のロマンチックな雰囲気を味わうのもおすすめ。
ミュンヘンの中心部、マリエン広場近くにある老舗のビアホール「ホフブロイハウス」で地元グルメとビール文化を堪能し、南ドイツらしい初日を締めくくりましょう。
スムーズに旅を進めるには、人気スポットの事前予約が必須です。
そこでおすすめなのが、チケット予約サービス「 Hellotickets」。
観光スポットのチケットやツアー、アクティビティなどを、日本語で簡単に事前予約することができます。
サッカー好きの方には、FCバイエルン・ミュンヘン・アリーナのガイドツアーが特におすすめです。
そのほかにも、バイエルンビールやグルメを楽しむツアーなど、多彩なプランが提供されています。
3日目:ロマンチック街道の異色な宝石「ネルトリンゲン」
ローカル線(DB)によって運行されている「Nördlingen」行きの直行便で、ミュンヘンから約2時間。
ネルトリンゲンは、巨大な隕石クレーターの中に築かれたユニークな町です。
円形に囲まれた中世の城壁がほぼ完全な形で残っており、ぐるりと一周歩いて巡ることができます。
この独自の円形構造は、『進撃の巨人』の舞台モデルと言われ、アニメファンの聖地としても注目を集めています。
町の中心にそびえる教会の塔「ダニエル」に登れば、ぐるりと縁を描く赤い屋根と石畳の街並みが広がり、まるで物語の世界に迷い込んだよう。
中世の雰囲気と現実離れした地形が融合したネルトリンゲンは、南ドイツの旅の中でも特に印象に残る1日となるでしょう。
4日目・5日目:ドイツ第2の都市「フランケン地方の中心」
ネルトリンゲンから北へ向かう鉄道旅では、アウクスブルクやドナウヴェルトを経由してフランケン地方の中心都市・ニュルンベルクへ。
約3時間の移動で、中世の面影を色濃く残す城郭都市に到着。
ニュルンベルク(カイザーブルク)城の石壁や旧市街の木組みの家並みは、歴史の重みと温もりを感じさせます。
冬には世界的に有名なクリスマスマーケットが開催され、温かいグリューワインと装飾品で街が彩られます。
一方で、ニュルンベルクは、近代美術館や鉄道博物館など現代的な文化施設も充実。
過去と現在が調和するニュルンベルクは、南ドイツの旅を締めくくるのにふさわしい目的地です。
6日目:旅の終わりに(帰路)
5日間にわたる南ドイツの鉄道旅を終え、最終日は帰路へ。
ニュルンベルクからミュンヘンまではICE(高速列車)で約1時間。空港へ直結するSバーンを利用すれば、スーツケースを抱えた移動もスムーズです。
旅の途中で集めたチケットの半券や写真を眺めながら、列車の窓外に流れるバイエルンの風景をもう一度目に焼き付けましょう。
ミュンヘン空港では、お土産に人気のバイエルンビールやプレッツェル、ドイツ製チョコレートなども購入できます。
列車で巡った南ドイツの街々は、それぞれに個性と物語を持つ場所。再び訪れる日を思い描きながら、ゆったりと旅の余韻に浸る時間を過ごしてみてください。
南ドイツ鉄道移動をさらに快適にするTIPS

風景を楽しみながら都市をスムーズにめぐれる南ドイツの鉄道旅。
チケットの選び方や乗り換えのコツを知っておくと、さらに快適に旅を楽しめます。
ここでは、バイエルンチケットなどのお得な乗車券の活用法、ロマンチック街道エリアでの乗り換えのポイント、そして万が一のトラブルへの対処法を紹介します。
- チケットの予約と注意点
- ロマンチック街道エリアでの乗り換えのコツ
- トラブル対処法
チケットの予約と注意点
南ドイツを鉄道で巡るなら、旅のスタイルに合わせたチケット選びが大切です。
たとえば、「バイエルンチケット」は、1日乗り放題でローカル線やSバーン、バス、地下鉄、トラムなどが利用できる便利なきっぷ。
ミュンヘン〜ネルトリンゲン間の移動にも使える上、複数人で利用すると1人あたりの料金がさらにお得に。
たとえば、2等席の1人利用の料金は32€ですが、2人で利用すると42€。1人あたり21€で1日中移動できます。
購入はドイツ鉄道(DB)の公式アプリや発売機から簡単に行えます。
南ドイツの鉄道旅を早くから計画する場合は、事前予約で割引になる「Sparpreis(早割)」もおすすめ。
ただし、出発時間や列車が固定されるため、予定変更がある旅には「Flexpreis(フレキシブル運賃)が安心です。
乗車前にQRコード付きチケットをスマートフォンに保存しておくと、乗車もスムーズ。
乗り放題や早割、フレキシブル運賃などを上手に使い分けて、コストも時間も無駄なく移動しましょう。
バイエルンチケットの購入はドイツ鉄道公式ページから行うことができます
ロマンチック街道エリアでの乗り換えのコツ
ロマンチック街道沿いの都市は、観光地として人気がある一方で、主要都市間を結ぶ高速列車(ICE・IC)が通っていない区間も多く、ローカル線(RE・RB)を乗り継ぐ旅になります。
ネルトリンゲン方面へ向かう際は、ミュンヘン中央駅からアウクスブルクやドナウヴェルト経由の列車を利用するのが一般的なルート。
接続が良い時間帯を選ぶことで、スムーズに目的地へ到着できます。
乗り換えの際は、DB Navigatorのアプリを活用すると便利。
リアルタイムで遅延情報や乗り場案内が確認でき、駅構内の案内表示と併用すれば迷うこともありません。
地方駅ではホーム間の移動に時間がかかることもあるため、乗り換え時間には余裕を持たせるのがポイントです。
ローカル線ならではの車窓風景を楽しみながら、ゆったりと移動を楽しみましょう。
鉄道トラブル時の対処法
ヨーロッパの鉄道旅では、時に遅延や乗り換えミスといったトラブルが発生することも。
そんな時でも慌てず、まずは次に出発する列車を確認しましょう。
ドイツ鉄道のアプリや駅構内の掲示板で最新情報をチェックし、同一路線の後続列車があればそのまま乗車して問題ありません。
バイエルンチケットやフレキシブル運賃なら、時間の制限なく利用できるので安心です。
もし指定列車限定の「Sparpreis(早割)」チケットを使っている場合は、DBのカウンター(Reisezentrum)に相談を。
遅延が原因で乗り継ぎに間に合わなかった場合、振替や次の列車への変更に応じてもらえます。
英語対応も可能なので、ドイツ語ができなくても安心です。
トラブルが発生した際に冷静に行動するコツは、余裕を持ったスケジュールを組むこと。余裕があれば、予定外の出来事も「旅の思い出」として楽しめるでしょう。
まとめ:南ドイツ鉄道の旅は自由と発見に満ちている

南ドイツの鉄道旅は、車窓に広がる自然や歴史ある街並みをゆったり楽しめる贅沢な時間です。
ミュンヘンを拠点に、ロマンチック街道やフランケン地方をめぐれば、都市ごとに異なる文化や景観に出会えます。
鉄道なら運転の手間もなく、アクセスもスムーズ。
1日乗り放題のバイエルンチケットを使えば、途中下車して地元グルメを味わったり、小さな町のマーケットをのぞいたりと、自由度の高い旅が叶います。
効率的で快適な移動を楽しみながら、南ドイツの魅力を心ゆくまで堪能しましょう。
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ミュンヘン観光については、こちらの記事で紹介しています。










