冬景色のブランデンブルク門
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冬のドイツ旅行で気を付けたいこと

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ドイツ旅行を考える際に、クリスマスマーケットを訪れることを考える人は少なくないでしょう。クリスマスマーケットは毎年11月から12月にかけて開催されるドイツの冬の風物詩です。このようなクリスマスマーケットは特に人気があり、世界各国から多くの人が訪れます。

ドイツのクリスマスマーケットは、とても魅力的なのですが、そこで忘れていけないのはドイツの冬の厳しさです。冬にドイツを旅行する際には、気を付けなくてはいけないことが多くあるのです。そこで今回は冬にドイツ旅行する際に気を付けたいことを紹介します。ぜひ参考にして、クリスマスマーケット訪問などに役立ててください。

冬のドイツ旅行に気を付けたいこと

冬のドイツは日の出が遅く日没が早い

冬のあいだドイツでは日の出が遅くなり、日没が早くなります。例えば、12月ではドイツの大部分で、日の出は8時前後、場所によっては8時半前後になります。一方日没は16時半前後、場所によっては16時前後となります。特に驚かされるのは、日の出の遅さでしょう。

朝起きても、暗い場合があるのです。旅行先で朝から動けば時間を有効活用できるでしょう。ですが日の出が遅いとスケジュールの組み立てが難しくなります。それだけでなく日照時間が8時間前後と短く、活動時間が限られるでしょう。そのため短い日照時間を考えた旅行プランにすることをお勧めします。

夕方のドレスデンの風景
冬のドレスデンの夕焼け

冬期の営業時間に気を付ける

冬期に入ると日照時間が短くなり、気温も低くなります。そのため小規模な施設や、屋外施設では冬期休館になるところがあります。また休業日を増やして週末のみオープンするところもあれば、開館時間を短縮するところもあります。

いずれにせよ、冬のドイツに観光施設を訪れるのであれば、事前に必ず営業時間、休業日を確認してください。そうすることで訪れたら営業していなかったという事態を避けることができます。

気温が零下になる日が多い

ドイツで本格的に気温が下がるのは1月から2月にかけてです。その期間には日中でも零下5度以下に下がることがあります。クリスマスマーケットが開催される11月から12月の間は日中に零下となる日は珍しいでしょう。

とは言え、11月や12月で10度を越える日は多くありません。何より曇りの日が続くため、体感気温は実際の気温よりも低く感じられるでしょう。そのため防寒対策を考えた服装は必須です。手袋、マフラー、ニットキャップ、厚手の靴下など、万全を期した服装で旅行することをお勧めします。

ドイツの冬の風景
凍りついたベルリンの川

路面が凍るので滑りにくい靴にする

1月や2月、場合によっては12月でも零下の日が続きます。そこで問題になるのは路面の凍結です。橋など外気の影響を受けやすい場所では凍結している場合が多いです。市内中心部であれば、小石を撒くなど転倒事故が起きないよう対策が取られます。

しかし全ての場所で行われるわけではありません。旅行となれば、普段より歩くことになります。そこで滑りやすい靴を履いていくと、怪我をする可能性も上がります。また滑らないように歩けば、時間もかかり、普段より疲れるでしょう。だからこそ滑りにくい靴にするようにしてください。

ベルリンの冬の風景
雪によって滑りやすくなった道

市内の移動の場合、バスの使用を避ける

市内など近距離を移動する場合、公共交通機関を使うことになります。その場合、バスを使うこともあるでしょう。しかし冬にバスの使用はお勧めできません。バスは、渋滞、事故、デモなどによる通行止めなど交通事情に影響されやすく、遅延することが多いのです。

それだけでなく運休することもあり、寒空の下で長時間待たされることもあります。そのため地下鉄など別の移動手段があれば、極力バス以外の移動手段を取りましょう。また別の移動手段がなければ、タクシーの利用を検討しても良いでしょう。

ドイツのバス

長距離移動の場合、電車の乗り換えを減らす

ドイツで都市間を移動するなら、鉄道で移動することが多いでしょう。もし冬に鉄道で長距離を移動するなら、乗り換えの少ないルートを選びましょう。大きな駅でない限り、駅構内にお店はほとんどありません。大きな駅であっても、夜間は店が開いておらず、暖を取ることは簡単ではありません。

また冬季には雪などで電車の運行が乱れることがあります。そのため乗り換え時間が延びることさえあるのです。乗り換えなしの場合には、運行が乱れても、車内で復旧を待つことができます。しかし乗り換えの場合には、屋外で遅延する電車を待つことになるのです。

ドイツの冬の風景
冬のドイツの駅

クリスマスには多くのお店が閉まる。公共交通機関の本数も減る

クリスマスマーケットに訪れる場合、クリスマス当日に訪れたい人もいるでしょう。しかしドイツではクリスマス当日は祝日であり、家族と一緒に過ごす人が多く、外出する人は少なくなります。そのため多くのお店や観光施設がお休みとなるのです。クリスマスマーケットもその例外ではありません。

また開いていても営業時間を短縮するため、時間を気にする必要があります。観光施設だけでなく公共交通機関にも影響が出ます。移動する人が少ないため、鉄道や地下鉄なども間引き運転となるのです。ですのでクリスマス当日は移動しにくく、訪れられる場所が少ないので気を付けて下さい。

休業中のクリスマスマーケット
休業日のクリスマスマーケット

こちらの記事では、ベルリンを訪れる際に気を付けたいことを紹介しています。

ドイツ旅行の際に気を付けておきたいことがいくつかあります。こちらの記事では、そんなポイントを取り上げて解説しています。

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