ドイツの首都ベルリンでは数多くのクリスマスマーケットが開催されます。そのため、どれを訪れてよいか迷ってしまうかもしれません。そこでお勧めしたいのが、ベルリンの市庁舎である赤の市庁舎で開催されるクリスマスマーケットです。
会場では様々なアトラクションが行われるため、他のクリスマスマーケットは違った個性のあるマーケットとなっています。また市庁舎の前というベルリンの中心であり、シンボル的な場所で開催されるものです。このような理由から、ベルリンの特に人気のあるクリスマスマーケットとなっているのです。
そこでこちらの記事では、そんな赤の市庁舎のクリスマスマーケットについて紹介したいと思います。
赤の市庁舎のクリスマスマーケット
赤の市庁舎のクリスマスマーケットですが、会場となるのはベルリンの中心部にある市庁舎の前の広場。周辺には博物館島やベルリン大聖堂、そして再建されたばかりのベルリン王宮があります。多くの観光地に囲まれた街の中心部にあるため、ベルリン観光の際に気軽に立ち寄れる会場と言えるでしょう。
このようなクリスマスマーケットは赤の市庁舎だけでなく、ベルリンでも重要な建物に隣接しています。その一つが東ベルリンのシンボルであるテレビ塔で、もう一つが、森鴎外の舞姫に登場するマリエン教会です。このような重要な建物を背景にして、クリスマスマーケットは開催されるのです。
会場のシンボルとなる大観覧車
こちらの会場のシンボルとなるのは会場に建てられた巨大な観覧車です。クリスマスマーケットが開催されるのは1ヶ月半の期間ですが、そんな短期間の開催にも関わらず、大きな観覧車が会場に設置されるのです。
このような観覧車からは、ベルリン中心部からの眺望を楽しむことができるでしょう。そこから見えるのは、会場の周辺にある市庁舎の建物、ベルリン王宮、博物館島などを眺めることができます。このような素晴らしい眺望を見逃す手はありません。
会場中心部にあるスケートリンク
会場となる赤の市庁舎の前に広がる広場ですが、こちらにネプチューンの噴水があります。この噴水はかつてはベルリン王宮に設置されていたものです。それはベルリン王宮が戦災によって破壊された際に現在の場へと移されているのです。
そんな噴水の周りに設置されるのがスケートリンクです。スケートリンクには氷が張られ、そこでスケートを楽しむことができるのです。ネプチューンの噴水はライトアップされ、その周りを多くの人が、楽しそうに氷の上を滑っています。会場ではスケートシューズのレンタルも行っているので、気軽にスケートを楽しむことができるでしょう。
会場に登場するサンタクロース
このようなクリスマスマーケットで忘れてはいけないのは、サンタクロースの登場です。そりから火花を出しながら会場にサンタクロースが登場するのです。
実は会場の上にはワイヤーが張られていて、それを使って会場上空をそりが移動できるようになっています。それによってサンタクロースが会場に現れて、来場者に声をかけるのです。
このようなサンタクロースの登場は、クリスマスマーケットの雰囲気を盛り上げる最高の演出と言えるでしょう。登場の時間は、16時30分、18時30分、20時30分の1日3回です。ぜひ、この時間に合わせて会場を訪れてみてください。
多くのアトラクションがある赤の市庁舎のクリスマスマーケット
多くの人はクリスマスマーケットと言えば、クリスマス飾りを買ったり、ホットワイン(グリューワイン)を飲んだり、ソーセージを食べる印象があるかもしれません。実際に多くのクリスマスマーケットはそうなっています。
しかし赤の市庁舎のクリスマスマーケットは、それだけでなく多くのアトラクションを楽しむことができるのです。そのため子供を連れた家族連れでも楽しむことができるしょう。
このようなクリスマスマーケットであれば、観覧車からのベルリンの街の眺め、アイススケート、そしてサンタクロースとの出会いなどで、きっと忘れることのできない素敵な思い出を作ることができると思います。ベルリンを訪れるなら、ぜひ赤の市庁舎のクリスマスマーケットを訪れてみてください。
赤の市庁舎のクリスマスマーケット (Weihnachtsmarkt am Roten Rathaus)
会期:2024年11月25日〜12月30日
アドレス:Rathausstraße 15, 10178 Berlin
営業時間:12〜22時/月〜金、11〜22時/土日、12〜21時/12月25、26日、12〜20時/12月30日
(12月24日は休園)
入場料:無料
ホームページ:赤の市庁舎のクリスマスマーケット
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