ドイツの首都ベルリンでは多くのクリスマスマーケットが開催されます。なかでも特に人気があるのはシャルロッテンブルク宮殿のクリスマスマーケットでしょう。バロックやロココスタイルの宮殿をバックにして、宮殿前の広場で開催される魅了的なクリスマスマーケットです。
美しいライトアップが楽しめ、また多くの魅力的な屋台が立ち並ぶ人気のマーケットです。そのためベルリンを訪れるなら、ぜひ訪問をお勧めしたい場所です。今回はそんなシャルロッテンブルク宮殿のクリスマスマーケットについて紹介したいと思います。
ベルリンに残る美しい宮殿
シャルロッテンブルク宮殿は、ベルリンの街の西側に位置するプロイセン王国の宮殿です。宮殿は17世紀末にベルリンを治めていた王フリードリヒ1世が妃であるゾフィー・シャルロッテのため、夏の離宮として建てられました。そんな宮殿は大規模なものではありませんが、当時の王族の暮らしを伝える場所となっています。
宮殿の北側に広がるのは小さな湖もある広大な庭園です。現在ではベルリン西部の中心部となっていますが、広大な庭園には野鳥などが集まるなど、都会の中で自然を楽しめる場所となっています。このように美しい宮殿と素晴らしい庭園によって、宮殿は多くの人が訪れるベルリンでも人気の観光スポットなのです。
シャルロッテンブルク宮殿については、こちらの記事で紹介しています。
高級感のあるクリスマスマーケット
そんな宮殿の前には広場が広がっており、そこで毎年冬になるとクリスマスマーケットが開催されるのです。開催されるのは宮殿の雰囲気に合わせたマーケット。
ドイツのクリスマスマーケットの多くは屋台などが立ち並ぶものですが、ドイツの冬は寒いため、のんびりと過ごすのは簡単ではありません。ですが、こちらでは他の場所とは異なり、屋台だけでなく仮設の建物が建てられ、そこでお土産を購入したり、食事を楽しむことができるのです。
のんびりを食事を食べたり、お土産を購入できたりと、寒さを気にせず楽しめる場所となっています。そのため他のクリスマスマーケットは一線を画した、少し高級感のあるクリスマスマーケットと言えるかもしれません。
ライトアップされたシャルロッテンブルク宮殿
ドイツでは、クリスマスマーケットが開催される時期は日没が早く、暗い印象があります。しかし、シャルロッテンブルク宮殿は、そんなドイツの冬の重苦しさを感じさせることはないでしょう。
多くの屋台が立ち並ぶ背後に見えるのは、美しくライトアップされたシャルロッテンブルク宮殿です。その豪華絢爛な建物は、冬の夜空を背景に鮮やかな色で浮かび上がります。
このような宮殿のライトアップは、豪華なシャルロッテンブルク宮殿らしい演出と言えるかもしれません。
終了の噂が出ていたが、2024年も開催
このようなクリスマスマーケットですが、多くの新聞がシャルロッテンブルク宮殿のクリスマスマーケットが2022年で最後になることを報じていました。
しかし、最終的にはクリスマスマーケットは最後となることなく、2023年にも開催されました。そして2024年も開催予定となっています。
そのためシャルロッテンブルク宮殿ではクリスマスマーケットは開催されていないと勘違いされている人もいるかもしれません。ですが、クリスマスマーケットは終了することなく、2024年も開催されるので、ぜひ訪れてみてください。
2024年は11月25日から12月29日の開催
シャルロッテンブルク宮殿のクリスマスマーケットですが、2024年のスケジュールは11月25日から12月29日となっています。美しくライトアップされた宮殿を背景にしてホットワインを飲んだり、熱々のソーセージを食べて楽しんでみてはどうでしょうか。本場のクリスマーケットの体験はきっと素晴らしい思い出となると思います。
シャルロッテンブルク宮殿のクリスマスマーケット/ Weihnachtsmarkt am Schloss Charlottenburg
アドレス: Spandauer Damm 20, 14059 Berlin
開催期間: 2024年11月25日〜12月29日
開館時間: 13〜22時/月〜木、12〜22時/金〜土
休園日: 12月24日
入場料:無料
Web-Site: https://www.schloss-weihnachtsmarkt.de/
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