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ドイツで気を付けたいスリや盗難の手口7選

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ドイツは決して危険な国ではありませんが、日本に比べるとスリや盗難に出会う可能性は高いでしょう。私自身スリや盗難の場面に遭遇したことがあり、周りの人で被害にあった話を聞くこともあります。それほどスリや盗難はドイツでは日常的なものと言えるかもしれません。

残念なことに旅行者はそうした犯罪者の理想的なターゲットです。安全な日本と同じ感覚でドイツに来てしまうと、簡単にスリや盗難に遭遇してしまうでしょう。そこで、こちらの記事では、私が実際に経験した事例や、見聞きしたスリや盗難の手口を紹介します。ぜひ、こうした手口に用心して楽しい旅行を実現させましょう。

電車の乗り降りなど追いかけられない状況を利用した手口

ミュンヘン

ドイツの電車は日本ほど混雑しませんが、イベントなどがあれば、混雑します。こうした混雑した車内はスリが起きやすくなりますが、特に気を付けてほしいのは電車の乗り降りです。なぜなら乗り降りの際に盗まれるとスリを追いかけられないからです。こうした状況を利用して、スリは大胆な行動にでます。

私が経験したのは、電車に乗る際にトートバックの中に手を入れられ、中にあるものを盗まれそうになったことでした。幸いなことに貴重品を入れていなかったため助かりましたが、電車の乗り降りの際に貴重品に気を付けるようになりました。そしてバックなどはしっかり閉じられるものに変えました。

電車の荷物置き場など荷物と離れた状況を利用した手口

ICE内部

鉄道は長距離を短時間に移動できる乗り物で、旅行者にとっては必要不可欠なもの。そこで気を付けてほしいのが、スーツケースや荷物を席から離れた場所に置いてしまうことです。ドイツではチケット無しで誰でも列車に乗り込めてしまいます。しかも、そうした列車の中では多くの人がスーツケースや荷物を席から離れた場所に置いてしまうのです。そこで起きるのは、停車駅でそれらの荷物を盗んでいくこと。

泥棒は列車内で荷物と持ち主の距離を確認しています。そして距離が十分に離れている場合、その荷物を停車駅で運び去るのです。そのため列車などで荷物を置く際には、必ず近い場所に置くようにしてください。

不必要な接触を利用した手口

海外では挨拶の際にハグなど体に触れるようなことがあります。こうした状況を利用して、スリを行う人もいます。例えば、見知らぬ人が話しかけてきて、馴れ馴れしくハグや握手などを求めてきた場合、気を付けた方が良いでしょう。不必要に体に触れることで、注意をそらして財布や携帯電話を盗み取ることがあるからです。

知り合いであれば、ハグなど体に触れるような挨拶は普通ですが、見知らぬ他人は普通ではありません。路上でノリ良く挨拶してきて、体に触れるようなことがあれば、スリの可能性が高いです。こうした不必要な体の接触をする見知らぬ人には気を付けましょう。

混雑した状況を利用した手口

ベルリン国立歌劇場

スリにとって理想的な状況は財布や貴重品などに気が回らない状況です。それが起きるのは混雑した空間で、電車の車内やイベントの会場などです。混んだ状況では常に人と触れ合うことにとなり、貴重品に注意し続けるのは簡単でないでしょう。これはスリにとっては理想的な状況です。

当たり前ですが、日本と同じ感覚でいると、それはとても危険です。混雑した状況では貴重品に注意し続ける必要があります。もしくは、あらかじめ手荷物を減らしておいて、盗まれても大事にならないものしか持ち歩かないのも一つの手です。

地図を使うなど気を逸らして盗む手口

古典的なスリのテクニックですが、財布や携帯など貴重品から気をそらすために、地図を見せつつ場所を聞いて、スリを行うことがあります。これはドイツの警察でも注意喚起されており、よく使われるスリの手口なのです。

地図を広げられて、道を聞かれた際には用心をして、カバン、財布、携帯に気を付けたほうが良いでしょう。また地図を広げられるとカバンなどが見えなくなってしまいます。こうした動きに注意して、カバンが見えるように位置を変えたりすることが重要です。

写真撮影などに集中している人から盗む手口

こちらもドイツの警察で注意喚起されている盗難のテクニックですが、写真撮影などに夢中になっている人から、荷物や財布を盗むケースが頻発しています。写真撮影に夢中な人はスリや泥棒にとっては理想的なカモなのです。

写真撮影などする際には、貴重品などから気をそらさないようにしましょう。もし写真撮影などを楽しみたいのであれば、貴重品などをホテルに置いて、手荷物を少なくしたほうが良いでしょう。そのほうがスリや盗難に気を使わずに撮影を存分に楽しめると思います。

レストランやカフェで荷物から目を離した際に盗む手口

オクトーバーフェスト

こちらも日本人に起こりがちな盗難や置き引きのケースです。ドイツでは手荷物を置きっぱなしにすることはありません。ですが、日本の感覚で荷物を置きっぱなしにして、注文に行ったり、トイレに行ってしまうことがあるかもしれません。しかし荷物などから目を離してしまうことは、置き引き犯には理想的な状況です。

持ち主がいない荷物は簡単に持ち去ることができてしまうのです。そのためレストランやカフェでは荷物を置いたまま離れないようにしましょう。それが避けられないのであれば、必ず貴重品だけは持ち歩くようにしましょう。

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